2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
(1)3年前の今日明晰な文章を書くには、いかに切り捨てるかが重要なのである。いかに盛り込むかではない。(野口悠紀雄著『超文章法』p78) www.amazon.co.jp (2)4年前の今日本日は「リアル」2題。誰もが未来を見通せないから、言葉に詰まったり、表情…
「市民よ武器を取れ、私もここに残って戦う」というゼレンスキー大統領。何の偽りもない純粋な気持ちだと思うし一人の人間の生き様として立派だと思う。 でもさ。あえて思うのよ。この姿勢って、(戦争を起こした側の責任をとりあえず横に置き)「一億玉砕、…
(1)2年前の今日社会問題のすべてを政権批判につなげたいわけではないが、ウイルスの専門家たちが発信する「正しく怖がりましょう」というメッセージに市民が安堵できない原因の一端は、政府が積み上げた政治不信にもあると僕は思う。(「後藤正文の朝から…
(1)3年前の今日食べ物を粗末にすればバチがあたる。家や学校でそう教えられてきた若者が、初めて店で働く。体験するのは食品の「大量死(廃棄)」だ。日々棚の売れ残りを集めゴミとして捨てたり、ノルマの季節商品を店主と店員が押しつけ合ったり。心の奥…
北京五輪の終了とともに、相方のおおむね4年に1回の『YAWARA』通読もほぼ最終巻まで来たようです。 「もう10数回めなのに、毎回ドキドキしちゃうのよ」「面白いからだろ」「そうじゃなくて、ストーリーを覚えてないの」「へ?」「もちろん、大枠は覚えている…
(1)3年前の今日これからは「組織に所属しているから賃金が生まれるという仕組みは斧でたたき割られる時代だ」と僕は考えます。今の年収で自分の仕事の価値を測るのではなく、「なぜこの仕事が自分とこの世に大切なのか」という本質を問うてみてください …
(1)2021年2月24日Shinji was to be hanged tomorrow morning.の英文で「シンジは絞首刑になる」(義務)「ならなければならない」(予定)「なることになっている」(運命)「なることとなった」のどれだろうか。答えはどれでもよい。大事なのは訳よりも…
(1)3年前の今日 わかりにくい文章とは、間違った文章のことではない。これは誤解が多い点なので注意を要する。間違った文章を書くと、批判の対象となる。「正確で、しかもわかりにくい」ことが必要だ。これができるかどうかで、悪文の専門家になれるかど…
(1)2020年2月22日政治はあくまで「お手伝い」の役割を超えてはならない(「折々のことば」2020年2月22日付朝日新聞)*本日の言葉:引用句は、『大平正芳「戦後保守とは何か」』福永文夫著(中公新書)からの筆者の文章とのこと。2つのことを言っている。…
(1)2年前の今日“No One is above the Law.”(ペロシ下院議長、他)*本日の言葉:トランプ大統領の弾劾裁判中、主に民主党の議員の口から何度となく出た言葉。トランプさんはまんまと無罪を勝ち取り、今は好き勝手なことを大っぴらにやり始めました。僕が…
……ちなみにウチのは「副反応キツかったらどうしよう・・・」とか不安になるタイプなのでこう答えた。 「いいか。僕が打つのが11日。君が打つのはどんなに早くても17日だろ。だったらガ~ラガラの今こそ予約すべきだろ」「なんで?」「だって、俺が先に打つん…
(1)2021年2月20日元来私はものを書くのがすきではないので……出てみるとそれが何と一字一句練ったよい文章だとか、いろいろ褒められたりするのです。やっつけ仕事ともいえるくらいの私の文章が人様からそんなにいわれると、私は顔から火が出るような恥ずか…
(1)3年前の今日あるとき、プラタナスの木を写生する図画の授業があったのだが、「葉っぱは光が当たっているところと、そうでないところで色が違うんだ、よく見て描きなさい」と教えてくれた。細かく描くのが好きな先生でした。 でも僕は、先生の教えとは…
昨日の昼休み。 接種券が来たので区のワクチンセンターに電話した。 「お客様、申し訳ございません。F社製のワクチン接種は4月3日までいっぱいです」「あ~そうなんですかぁ。どこの会場も?」「どこもです。全く空いておりません」「M社製はどうですか?…
(1)2021年の今日出会った言葉:原稿を書く人間が原稿を書く理由は文章が上手いからでも、アタマがよいからでもなくて、「一言多い」からだよ。……原稿を書く仕事は、どちらかといえば、余計なことを言って先生に殴られていた子どもの末路として用意されて…
(1)昨年の今日出会った言葉:原稿を書く人間が原稿を書く理由は文章が上手いからでも、アタマがよいからでもなくて、「一言多い」からだよ。……原稿を書く仕事は、どちらかといえば、余計なことを言って先生に殴られていた子どもの末路として用意されてい…
(1)3年前(なぜ絵を描くのか、と尋ねられて)どう答えていいのか、僕もわからない。そもそもよい絵を描こう、という覚悟がない。子どもの時からずっと描きたい絵を描いているだけで、自分の中では何も変わってないんだ。 でもご飯を食べるように、ずっと…
(1)2年前の今日「ああ・・・心のケアって何か分かった」「何?」「誰もひとりぼっちにさせへんということや」「何や・・・あんたがずっとやってきたことやな」「・・・うん」(NHK土曜ドラマ「心の傷を癒やすということ」第4回から)*本日の言葉:引用句…
(1)2019年2月15日 「エッセイは雑誌に評論家が書いているようなものでなければならず、論文は教科書に書いてあるようなテーマを取り上げなければならない」という思い込みがあるようだ。しかし、じつはまったく逆である……教科書に書いてあるのは重要な論…
(1)2019年の今日ためになり、面白いメッセージか……「ためになる」とは、有用な情報を含んでいるということだ……「有用な情報」とは、読者の行動や考えを変える原因となりうるものだ。……読者を獲得しようと意識しない文章は、傲慢な文章だ。……「面白く」は…
中原道喜著『誤訳の構造』(金子書房)例文169の「注意」にあった、「つい読み間違ってしまう」例文集(私が持っている聖文新社版ではp234)より。 (引用ここから:鈴木が少し入れ替えています) ①He sent his son for the book that he had bound.「彼は…
今日学んだ『英文解釈考』にあった次の英文 (原文)(第1文)Questions of education are frequently discussed as if they bore no relation to the social system in which and for which the education is carried on. (第2文)This is one of the comm…
アマゾンのレビューに代表される、一般読者が投稿する書評では、少なくとも次が明らかになっていることが必要だと思う。 ①評者は自分でその本を買ったのか、著者または関係者から寄贈されたのか。あるいは寄贈され、かつ購入したか。②評者は著者の個人的な知…
(1)2019年2月13日多くの文章読本は、「削って削って削りまくれ」と述べている。このアドバイスは、多くの場合に正しい。削りまくって何も残らないとしたら、「メッセージ」がない証拠である。(『超文章法』野口悠紀雄著、p163) 「超」文章法 (中公新書)…
(1)2019年の2月12日「お気の毒ですが、英語の文章がなってませんな。アマチュアじゃ困るんですよ。キップリングさん」:これは、ノーベル文学賞を得たイギリスの作家キップリングの作品に対する雑誌編集者のコメントである。(「歴史的業績に対する最初の…
昨日、日本経済新聞とA新聞の違いについての話題を書きましたが、平野歩夢さんの金メダルをめぐる本日の朝刊の紙面にその特徴がはっきりと現れたので、両紙のタイトルと最初の2文を 紹介しておきます。 A新聞(タイトル)平野歩、さらに高く「金」 怒りと集…
「日経新聞の方がA新聞よりよっぽどいいわ」 昨日午前中に居間を通りかかると、珍しく日経を開いていた妻がこう言った。 「日経新聞は事実と分析を冷静に、淡々と伝えるのよ。それに比べると、A新聞はものすごーく情緒的。記者の感動とか落胆を薄っぺらい表…
(1)昨年の今日「老人が住みやすい町、障がい者が住みやすい町、外国人が住みやすい町っていうのは、それぞれの人たちが孤立して住む町ではなくて、そういう人たちをケアし、何かあったらケアしますよ、できますよという雰囲気のある町なのだと思う」(安…
(1)2020年2月10日人生の後半期になって一つの境地に到達した人が、抽象的に総括を語る文章を、若い時代に読んで有益であることはいうまでもない。しかし半面では、そのために自分の周囲にある事物や人間に対する観察や知識をなおざりにしがちなマイナス面…
1月に『タイム』誌、『エコノミスト』誌の「今年の言葉」を紹介しましたが、本日は『ウォール・ストリート・ジャーナル』誌の言葉を紹介します。 ビジネスマン向けに英語教育を展開しているQ-Leap様のホームページでの連載です。 たまたま月曜日(7日)の日…