金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「一つの仕事に徹底的に時間をかける」(2019年5月)

今日の日経に味の素が午後4時半に終業という記事が出ていた。短時間終業が世の中の流れで『ティール組織』もその時代に乗っていることは確か。でも「一つの仕事に徹底的に時間をかける」とか「仕事の中に喜びを見いだす」という観点がちょっと希薄になっては…

仮説を検証しながら進もう:機械翻訳の得意、不得意(2019年5月27日)

翻訳者の皆さんが既にお気づきのように、用語や言い回しに関するルールが厳しい分野ほど、つまり人間にとってこれまでルールの習得が難しかった分野ほど機械翻訳は得意なはずだ。皮肉な話だけど。 一方、「こういう言い回しはあの時のどこかで使われた」とか…

手数料の自由化に襲われた証券業界と機械翻訳に襲われつつある産業翻訳業界

今ふと思ったんだが、機械翻訳の進出を恐れている翻訳者集団は、手数料自由化を恐れていたかつての証券業界と似ている。取引手数料の自由化によって証券ブローカーの本当の付加価値は何かが改めて問われ、淘汰が進んだのだったなあ。 (以下は僕がN証券にい…

メッセージを見つけるには、『考え抜く』しかない。すると、ある時啓示がある(野口悠紀雄さん):5月19日に出会った言葉

(1)2019年5月18日 ·「着想は長い夜に差し込む一条の光にすぎないが、この光こそがすべてである」ボアンカレ(『良き社会のための経済学』p87) 「メッセージを見つけるには、『考え抜く』しかない。すると、ある時啓示がある」(『超文章法』野口悠紀雄著…

「お父さんみたいになっちゃだめよ」(2019年5月)

今日の朝食時、就活中の次男からいきなり尋ねられた。 「お父さん、『今日は仕事やる気にならないなあ』って思うことない?」「う~ん・・・・」「すぐに返事しないってことは、ないんだね、お父さんにはそんなこと」「・・・いやいや、あるある。体調が優れ…

「ベストセラー書籍『ティール組織』はなぜ日本でヒットした?翻訳者が語る驚きの裏話」の裏話。

インタビューアーの板東さんと直接知り合いになったきっかけは、六本木にある「ティール組織の肉汁水餃子専門店 餃包」でした。 インタビューにもありますように、私が朝の日課で「ティール組織」をエゴサーチしていると、「ティール組織の・・・」で見つけ…