2019-01-01から1年間の記事一覧
出会った言葉:「社長になってしばらくたつと知識がついて、いろいろなことに自分の考えを持つようになります。そうなると、自分の考えと同じことを言う人ばかりを評価するようになって、違う意見の人の話を聞かなくなる。それは仕方のないことです。しかし…
間違っているのは自分。(今朝、妻より) 毎朝、翻訳ストレッチの前に朝日と日経に30~40分目を通す習慣。茶を入れて玄関の新聞受けに手をやるとない。ねんのために玄関を開けて外から見てもない。昨日は高校合唱部の同期会があったので寝坊。すでに7時を過…
3日ほど前に『ヘミングウェイで学ぶ英文法』の出版社アスク出版宛にツイッターでメッセージを送った。本の一部に疑問があった。要するに本が間違っているのではないかと思って、その点を問いただしたわけ。最初は本に挟んであった葉書に書いて送ろうと思って…
(以下引用) 西洋人、殊に米国人は”shall”, “will”の用法が乱暴で、少しも構わず使うから……といって我々日本人も構わずに使うと言う申し分は立たぬ。自国語を使う人は言わば自分の家に居住するようなもので、我が家にありては無礼講は当然のことである。し…
『TOEIC L&R TEST 990点突破ガイド 英文法・語彙編』1回目終了。上級者向けのパート5の本としてはベストだと思います。ただし、TOEIC800点台前半までの人がやっても時間の無駄なので要注意。このレベルの人には『TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問』(TEX…
(以下引用)経済的に豊かな有権者は不満があっても次の選挙まで待って投票で意思表示する余裕があった。だが、投票は不満のはけ口として機能しなくなってきている。(世界覆う「政府への怒り」 イアン・ブレマー氏 米ユーラシア・グループ社長 2019年11月21…
Google検索で "Reiwa"、"Heisei" ”top message"と打って出てくる会社は、英語版ホームページの意味がわかっていないと断言できます」とある経営者向け勉強会で話したらバカ受けした。 社長さんが「平成から令和という新しい時代を迎え」と言うのはいい。それ…
出会った言葉:「……魔法はないんです。地道な作業です」 映画監督 是枝裕和さん(「名俳優×名監督:言葉の壁を越え ― たくさん話し、こまめに手紙。魔法はない 是枝監督」2019年10月11日付朝日新聞)。昨日は、ほぼ3カ月ぶりのお休みを取って「真実」を見に…
3年ほど前から、K社編集部K先生の主催される翻訳教室の卒業生(1期につき半年のコース2期1年で「卒業」、それ以上は受講できない)による勉強会に参加している。分野は文芸。教材は原文、先生の試訳、学生訳、講義録、そして講義を録音した音声ファイルを…
(以下引用)それは社長が覚悟しています。(引用ここまで)(「多様な働き方 労働時間の管理は:サイボウズの中根弓佳執行役員に聞く」2019年11月4日付朝日新聞 生活面より) * 2つのことに感動した。第1に「それ」の中身。この会社の社長は、社員の配置…
『斎藤秀三郎伝ーその生涯と業績』(大村喜吉著、吾妻書房)に線を引けない。 恐らく30年以上本棚に眠っていて誰も読むことのなかった本だからなのか、毎朝と寝床で5分ぐらいずつ音読している本書に線を引く勇気が出ない。 これはもう僕のものなのだけど。何…
(以下引用)いい加減な言葉は人類に発達をもたらした。(引用ここまで)(坪内稔典「半歩遅れの読書術 ― 言葉はなかなか伝わらない……いい加減さの先に広がる共感」2019年11月2日付日本経済新聞読書欄) * いい加減な、多義的な、曖昧な文章ほど面白い、と…
出会った言葉:「汎化性能を上げるためになるべく過学習しないようにパラメーターを調節している」(あるハッカソン(プログラム関連コンテスト)に参加した学生のインタビューから) *「ハッカソン」って、一定のデータ(たとえば3万件)のデータを与えら…
(以下引用)ビジネスが「問題の発見」と「問題の解決」という組み合わせで成り立っているのであれば、今後のビジネスではボトルネックとなる「問題」をいかに発見して提起するのかが鍵となります。(山口周著『ニュータイプ時代―新時代を生き抜く24の思考・…
新井紀子さんの著書(『AIに負けない子どもを育てる』東洋経済新報社)からヒントを得て、最近「翻訳ストレッチ」に取り入れた方法(というより意識の変化)。 自分の気に入った一流の原書と一流の訳本を選ぶ。 1.原文を書き写す。2.訳文を書き写す。 こ…
僕は今、一部業務でミニミニ翻訳会社みたいなことをやっている(というかやらざるを得なくなった)。案件は某上場企業のホームページ英訳である。せっかくなので、恐らく他社がやっていないことをしてみることにした。 1.翻訳者を発注者の元に連れて行き、…
現在、翻訳ストレッチの日本語音読用教材として①『メディアが動かすアメリカ』(渡辺将人著、ちくま新書)、②『政治部不信』(南彰著、朝日新書)、③『長期政権のあと』(佐藤優、山口二郎著、祥伝社新書)を読んでいる。①は次回勉強会のテキスト。②は勉強会…
(以下は、『翻訳事典2018-2019』(アルク)に寄稿した原稿です。執筆からすでに2年ほどが経ち、使っている教材など細かい点はすこしずつ変わってきていますが、基本的な考え方は同じです。翻訳者の皆様の何かの参考になれば幸いです)。 毎朝、仕事前に、…
……中学以降、特に高校国語で勉強したのは、詩や古典も含めた文芸作品ばかりで、ほとんど芸術鑑賞だったという記憶をお持ちの方が多いのではないでしょうか。数学の文章題や理科の実験の手順書の正確な読み方を、国語の授業で教わった人など、ほとんどいない…
意外と注目されていないと思われる翻訳の重要テーマは日本語→英語(外国語)だろう。 ①特に「書かれている日本語の言語的な意味はこうだ」(和文英訳)よりもむしろ(←ほとんどの「英訳」がこれ。この需要は今後も多いだろう)、 ②「諸外国に対するメッセー…
An often overlooked aspect of translation from Japanese to English (or other foreign languages) is the intent behind the content. There are two primary approaches to consider: 1. Literal Translation: This involves translating the exact, li…
出会った言葉:① 人工知能(AI)が普及し、デジタル化が進むにつれ、逆に暗黙知の存在が意識されている。(野中郁次郎「私の履歴書―研究テーマ 今こそスミスの原点に 共感する他者 知の共創は続く」2019年9月30日付日本経済新聞) 野中郁次郎(29)研究テー…
テレビドラマの「臨場」が始まる直前の特別番組で、若手検視官役に抜擢された渡辺大が特別番組のインタビューで、出演するにあたってのアドバイスを父親の渡辺謙に求めたところ、「主人公役の内野聖陽さんは役作りを徹底的にする人なので、教えてもらえるこ…
(以下引用)指示語やゼロ照応(同じ事を繰り返さないために「それ」「これ」などの指示語で置き換えること)が文章に出現したときに、何を指すのかわからなければ正確に読み進めることができません。照応先を正しく認識することを照応解決と呼びます。……と…
最近「ハッカソン」というプログラマーのコンテストによく参加している息子(大4、数学科)が、昨日帰宅して言っていた話が面白かった。 ・参加者20名。対象は学生。参加費は無料。1日または2日。 ・自分と同じテーブルに座った他の4名は、全員関西だった。…
14日にティール組織に関する様々なセミナーに参加してつくづく感じたのは、登壇された皆さんは押し並べて「聞き上手だなあ」ということだった。 それは、セミナーのようなな場では対談相手の人の話によく耳を傾ける、といった形で現れる。私が参加したセッシ…
僕はあくまでもフリーランス翻訳者で、ティール組織の語る「組織のあり方」が自分の業務に直接関わることはないだろうと思っていたのだが、今回Teal Journey Campusに参加して、一見「個人作業」に見える翻訳業務(ここでは一応実務翻訳を念頭に置いている)…
日本会議通訳者協会の関根マイクさんから「金融翻訳に関する記事を何か連載してくれません?」との要請を受けて2年。「時間ができたら是非!」と言いつつずっと引き延ばしていたら、律儀な関根さんは半年に一度ぐらいずつ、「兄貴ぃ(僕の方が年上)、そろそ…
日本会議通訳者協会の関根マイクさんから「金融翻訳に関する記事を何か連載してくれません?」との要請を受けて2年。「時間ができたら是非!」と言いつつずっと引き延ばしていたら、律儀な関根さんは半年に一度ぐらいずつ、「兄貴(僕の方が年上)、そろそろ…
「お父さん、『当社はドレスコードがなくなりました。ついては10月1日の内定式はスーツとネクタイの着用を禁止します』だってさ」 「お前、それって立派な『ドレスコード』やろ」。 そうでもしないと着てくる学生がいると思ったのかな。 (後記)2年前にFBに…