2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧
(1)2020年2月29日 翻訳を読むのは何か損をした気がしてしまうのだ。(柴田元幸著『僕は翻訳についてこう考えています 柴田元幸の意見100』アルク社、p156)本日の言葉:同業者の方には思わず頷いてしまう文章ではないかな。ただ、僕は「将来はどうせ英語…
毎朝仕事前に1時間近く翻訳ストレッチをしていて思うのは、しっかりとした本を使った勉強(今は紙とペンを用いた英文解釈と自己添削、英文の暗記が中心)と「写経」は、毎日ともすれば曲がりそうになる自分を正常な軌道に戻してくれる効果があるということ…
今日仕事中に思いついた生成AIに関する感想をメモ風に。 ①生成AIは、自分は持っていたはずだが使えなかった表現上の引き出しを開けてくれる。引き出しがそもそもないと意味がないけど。 ②翻訳者である僕にとって生成AI(英和では翻訳チェックに使っています…
今朝の次のやり取りは面白かった。 (質問1)Corrad Barazuzutti grimaces with pain as attendants care for his twisted right ankle which occured in the second set. のwhichの先行詞は何か?それはなぜか? (ChatGPT)The antecedent of "which" in th…
生成AI形式の辞書(説明に使われる用語は検証された辞書の範囲内)ができると爆発的に売れるかも。対話型で引けるから。 すでに電子辞書があるんだから、出版社はその気になったらAI辞書つくれますよね。そうなったら今後は辞書は「引くもの」ではなく、「相…
先日の勉強会で『フリーダム・インク』を取り上げていただいた。その席で以下のような質問をいただいた。 「理念の浸透や社員の自由を何よりも重視する上場会社は、上場すれば株主への配慮が優先され、短期的利益第一に走る危険があるのではないだろうか」 …
今朝、4つの生成AIと次のようなやり取りをしました。ご参考まで。 (問い)You didn't have to go to all that trouble. I could have done it. と言う文章でのallの用法は、①「すべて 全員」の意味か、それとも②相手が払った「全ての手間」や「努力」を…
If節って、主節の条件になっていることがほとんど。たとえば次の例。 (例1)If you have enough experience, he will hire you.(あなたに十分な経験があれば、あなたを雇いましょう)(山崎竜成著『しられざる英語の「素顔」』(プレイス)p23「副詞節の…
2022年11月30日にChatGPT-3が公開されてから1年2カ月。僕がその存在を知ったのは2023年2月上旬ぐらい。「ちょっと普通ではない」と感じてビジネス英語教育Q-Leapさん向けの記事にまとめたのが昨年の3月だ。 ビジネスに役立つ経済金融英語 第19回:いまさら聞…
睡眠時無呼吸性症候群にお悩みの方へ: 抱き枕は効くと思います。 理由その1:枕が横にあると自然と抱いて寝るので必ず横向きになる。寝返りを打つ時には枕を動かす必要はあるが、軽いし負担にはなりません。 理由その2:「抱いて寝る」という姿勢はとても…
今日のオンライン英会話で「僕の生徒に経済分野の翻訳者がいるんだが、客数が増えないのでもう廃業しようかと思っている。アドバイスはないか?」と聞かれた。彼の悩める生徒さんは40代女性。数カ月前に脱サラして独立したらしい。「僕のやり方は、10年前な…
In an experiment using ChatHub to have six different AI generators read the same passage and extract what they deemed the 'most important sentence' based on a given prompt, it was observed that they often chose different sentences (althoug…
試みにChatHubを使って六つの生成AIに同じ文章を読ませ、「最も重要な一文をそのまま抜き出せ」というプロンプトを入力すると、すべてが違った文章を選ぶことがある(重なることはもちろん多い)。またChatGPTを使う場合にも、使う時間によって回答が異なる…
過去のブログを見ると2018年だから、故松本道弘さんのセミナーに参加したのは亡くなる6年前だったことになる。会場は大手書店のセミナー会場で、当時松本さんが出版された書籍のプロモーションを兼ねていたのだと思う。 いよいよ80歳になろうとしていた松本…
(1)2023年2月7日 「生きることにこつというものがもしあるとするなら、それはやっぱり全面的には深刻にならないことよね」川上未映子著『すべて真夜中の恋人たち』(講談社)pp137-138*本書の主人公はフリーランスの校閲者。 (2)2019年2月7日 ……サー…
一昨年11月にオンライン英会話を始めて2週間後ぐらからだったかな。オールイングリッシュとは言っても講師がフィリピン人の先生なので、オンライン英会話の前に「耳慣らし」としてNHK英会話も聴き始めたのだが、時間が経つうちに付き合い方も少しずつか会っ…
村井章子さん訳のケインズの伝記『ジョン・メイナード・ケインズ 1883-1946(上)(下)経済学者、思想家、ステーツマン』の原著、John Maynard Keynes 1883-1946: Economist, Philosopher, Statesmanの原文と訳文の手書き写し(「写経」に取り組み始めて1カ…
鳥飼久美子/斎藤兆史『迷える英語好きたちへ』(インターナショナル新書) 楽しく読み終えました。英語学習法には昔から興味があり、特に訳読を中心とする訳読の重要性を強調されている斎藤さんの英語や英語教育に対するお考えには賛同していたこともあり、…
今井亮一、平沢慎也著『スローでディープな英文精読』(研究社) の第I部第3章、”The Myth of the Subjectless Sentence" By Jay Rubinの「日本語には主語がないのではなくて、代名詞が非常に少ないのだ」という主張は勉強になる。 (通常の英語)Cloquet an…