金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ChatGPTで英文をつくってわかったこと(2023年5月25日)

昨日、外国人の顧客にあることを主張する英文メールを打つ必要が生じたのでChatGPT(無償版)を使ってみることにした。プロセスは以下の通り。 1.伝えたい内容を、英語に訳すことを念頭に日本語で書いた。1500~2000文字ぐらいだと思う。 2.固有名詞を除…

ChatGPTは英語が圧倒的に有利(2023年5月25日)

The Economistの記事を読んで気になったので、ついさっき(203年5月25日午前10時頃)した質問。すべて日本語である。 (私の問い1)チャットGPTさん、あなたは私が何かについて日本語で質問した時、日本語以外のデータ(例えば英語)まで調べに行った上で回…

「コンピュータの下した決定を人間がチェックするのは、多くの場合に適切といえる」『プラットフォームの経済学』(5月24日に出会った言葉)

(1)2019年5月24日 ·「工学は具体的な課題を解決しようとする。批評家はモノを作らない。でも、アートは個人的な問題にフォーカスすることで文化的に深掘りすることもできる。考えるだけじゃなくて手を動かして身体で感じる方が、考えが奥までいく」(「令…

What I Learned from Creating English Texts with ChatGPT (5/23/2023)

(The following essay is a translation, with the assistance of ChatGPT, of the Japanese blog linked below on this page, following the process outlined below, into English.) Yesterday, the need arose for me to compose an assertive email in…

「隣に引っ越してきてほしくない人ほどテレビに出せば面白い」(テリー伊藤さん)  5月21日に出会った言葉

(1)2023年5月21日「英語を中高6年やっても全然しゃべれない」「日本の英語教育はだめだ」という批判は常にありますが、中高6年間の学習時間は1千時間にも及びません。全く足りていない状況があるわけで、教育内容を責める以前の問題だ、というのが私の考…

「うらやむこと」「ねたむこと」:5月20日に出会った言葉

(1)2019年5月20日 ……あくまで私の個人的意見だが、次の三つの理由から「政治にコミットする知識人」に双手を挙げての賛成はしかねる。 第一に、政治的意見を表明する学者は、たちどころにレッテルを貼られることになる。……政治にコミットして色眼鏡でみら…

タイム誌は(おそらく他のメディアも)ウェブ版の方が重層的

タイム誌はずっと紙で読んできた。数年前から紙の定期購読者はウェブでも読めるようになったがあまりなじめないと思い紙での読みを続けてきました。 ところが最近ひょんなことから紙の記事をウェブで確認しなければなくなって気がついたことがある。 1.実…

「好きだと思ったことは、続けても絶対に損はない」:5月11日に出会った言葉

(1)2019年5月11日 ·「好きだと思ったことは、続けても絶対に損はない」(5月5日TBSテレビ「明石家さんまの『熱中少年グランプリ』より」 (2)2018年5月11日 どんなに正しくても柔軟さがなければ人々の共感は得られない 文在寅韓国大統領(「文在寅の1…

コロナ開けに訪ねた店で

昨日、4年半ぶりに訪ねた近所の小さな喫茶店。 コロナの期間中、妻と私がとっても気に入っていた地元の和菓子屋、イタリアン・レストラン、フレンチ・レストラン(2軒)が店を閉めて、そのいずれにも訪問できないままだったので心を痛めていた。もちろんこの…

僕がオンライン英会話を始めた理由(わけ)

昨年9月1日に翻訳者として独立してちょうど20周年となり、その記念としてオンライン英会話に取り組もうと決意しました。私はこの20年間、専ら経済金融関連の英語ばかりを読んでそれを日本語に訳す(またはネイティブスピーカーの助けを借りながら日本語のIR…

AIは「意味」をどこまで「理解」しているか?(4年間での進歩)(2023年5月6日)

2019年のブログで次の日本経済新聞の記事を引用した。 (以下引用)「AIがすべてのことをなすには時間がかかるが、現時点で翻訳力は非常に驚くべきレベルだ。とはいえ、機械はまだものごとの『すべての』意味をわかっているわけではない。『いくつかの』意味…

英日翻訳、日英翻訳のどちらがAIに奪われやすいか(現時点での肌感覚)(2023年5月6日)

まず一言。私は英日(英語→日本語)をメインとする翻訳者です。 自分が業務知識を持っている分野の産業(実務)翻訳と外国語での文章作成について、かなりおおざっぱな言い方をすると、 (1)英日翻訳(英語→日本語)の場合、「英語を読んで理解する」のに8…

英語ができなくても、自分の言いたいことを正確に英語で表現する方法

英語をあまり書けない人が、自分の意図をなるべく正確に伝える見事な英語を書く一方法。1.日本語でしっかりした文章を書く。2.チャットGTPに英語に訳させる。3.その英語をチャットGPTに日本語に訳させる。4.あとは、3.の日本語が1に近づくまで2…

オンライン英会話の効率的/効果的利用法(6カ月経過後の総括を含む)

昨年11月1日から正式に受講開始したオンライン英会話が4月いっぱいでちょうど半年たった。総括というか感想をいくつかまとめておきたい。 (1)この半年で170レッスンレッスンカレンダー(というページが学校のウェブサイトにあるのです)を見たら、この半…

化けるか、しぼむか?「グローバルサウス」

記念すべき連載第20回のお題は、「グローバルサウス」。最近よく見聞きするけれども、あれ、なんだったっけ?という方も多いかも。 先進国の民主主義勢力、中ロを中心とする権威主義勢力に伍する中立国勢力としての地位を築けるのか、それとも超大国間の政治…

「子どもの愛国心がないと足りないと嘆く前に、子どもに愛されるに足る国をつくってはどうか」(神代健彦さん):5月1日に出会った言葉

(1)2021年5月1日 ·子どもの愛国心がないと足りないと嘆く前に、子どもに愛されるに足る国をつくってはどうか。(神代健彦著『「生存競争(サバイバル)」教育への反抗』集英社新書P10) (2)2020年5月1日 ·「新聞は2紙以上、紙で読め」「本を速読する…