(1)3年前の今日
「エッセイは雑誌に評論家が書いているようなものでなければならず、論文は教科書に書いてあるようなテーマを取り上げなければならない」という思い込みがあるようだ。しかし、じつはまったく逆である……教科書に書いてあるのは重要な論文の内容をまとめたものだから、もう論文にはならない。論文になるのは、教科書に書いていないことだ。
(『超文章法』野口悠紀雄著、p36)
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(2)4年前の今日
現場の人たちはいろいろな経験をしていて今、ここで働いている。酸いも甘いもかみわけた人たちだ。理不尽な人生を送ってきた人もいる。そんな人生の先輩に30歳前後の店長や私のような若造が、正論で頭ごなしに指示を出していてもうまくいくはずがない。
(松井忠三「負けて勝つ まず本音聞き方針伝える 新人時代 現場で培った極意 ― 私の履歴書」2018年2月15日付日本経済新聞最終面)