金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「(「頑張れ」「大丈夫」)の思いに嘘はないとしても、これががん患者への正しい接し方だというイメージが広がる恐れはないか」:出会った言葉:2、3年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(217)

(1)2年前の今日
「ああ・・・心のケアって何か分かった」「何?」
「誰もひとりぼっちにさせへんということや」
「何や・・・あんたがずっとやってきたことやな」
「・・・うん」
NHK土曜ドラマ「心の傷を癒やすということ」第4回から)
*本日の言葉:引用句はドラマの最終回から。言われてみて初めて意味が分かり、ズシンと心に響いたので、ビデオを止めて書き留めました。
テレビドラマをいちいち人生訓にする必要もないのですが、このドラマに関しては別。感じたこと、学んだことを僕は自分の生活にどれだけ生かすことができるだろう?そう反省しながら書籍も読み進めていきます。『今日の「折々のことば」(朝日新聞)でも引かれていましたね。

www.nhk.or.jp

(2)3年前の今日
テレビでは専門家でもない出演者から街の子どもまでが「頑張れ」「大丈夫」を繰り返す。その思いに嘘はないとしても、これががん患者への正しい接し方だというイメージが広がる恐れはないか。
(『春秋』2019年2月16日付日経新聞
*本日の言葉:当事者になったことがないと、つい忘れがちな視点だ。何度も胸に刻んでおかないと。

www.nikkei.com