出会った言葉
(1) 2025年10月8日「乏しい人ほど装う。自信のある人ほど盛らない」(白央篤司著『はじめての胃もたれ』p109)。 毎日5分ほどずつ読んでいるこの本の著者は僕より15歳下。なのに、「酒が飲めなくなってきた」とか「健康のことを考えてよく噛むようになっ…
(1) 2025年5月10日力の強い者は弱い者に対して、自分の潔白を進んで明らかにする道義的責任を常に負っている。(「万事の元」『深代惇郎の天声人語』p94) (2)2024年5月10日 意識して取り組み続けてきたことが、無意識にできるようになる。そのとき初…
(1 2023年3月29日日本は・・・やっぱりファシズムの跳梁しやすい国、村八分が横行する国なのだった。ファシズムは"民主的""戦争反対""自然保護""差別反対"の仮面を被って日本の社会をのし歩いていた。(団伊玖磨「さようなら」『〆切本2』p165)*2000年に…
(1)2023年1月8日 日中戦争にしろ太平洋戦争にしろ、当時存在していた軍部は、「すぐにカタがつくはずだからやっちまえ」で、戦争をスタートさせる。だから・・・「宣戦布告」なしで始める。日中戦争に関しては、これを「事変」と言って、「戦争」とさえ言…
(1) 2019年11月6日「是枝には傑出した『人を巻き込む』力がある。皆が才能を発揮できる流れを作り、『一緒に映画を作っていこう』といざなう。すごく難しいことなんだけど、それを是枝は『何もしないこと』でやってのける」 イーサンホークさん 「監督は…
(1) 2022年10月12日良質な批判というのは、そこがダメだ、つまらないと相手を揶揄することではなく・・・(中略)・・・その発言の大事なところを見抜き、発見することだ。(「折々のことば」本日付朝日新聞)*出典は『内田義彦の世界 生命・芸術そして…
(1)2019年10月10日 ……目に見えない犠牲者については、心理学者が頻繁に取り上げて分析してきた。それによると、人間は顔の見える犠牲者の方に感情移入することが分かっている。これに対して、顔の見えない犠牲者、言い換えれば「統計上の犠牲者」にはあま…
(1) 2018年9月16日 そこには、大学では聞いたこともなかった上司の仕事観が待っていたのです。既に30年以上も前ですが、商品開発の現場では、マーケティングや戦略論など学術的な分野からの理論が主流でした。まず、どの世代がどのような日常を送っている…
「楽して」儲かる仕事は「やましい」けど、「楽し『く』て」儲かる仕事は「うらやましい」。 ふと思いついたことば、かな。
(1) 2019年8月2日「間違いだらけの人生だから、自分史が盛り上がるんです。だって、正しさしかない自分史なんてただの自慢話じゃないですか・・・人生とは後悔なんですよ。やり直しができない人生で、どんな後悔があるのか。それが自分史のキモなんです」…
(1)2021年7月10日① 「実際は現実とかかわってもいない空語が、それも原語であるゆえに逆に現実をつくってゆきかねない」 谷川俊太郎さん(「春秋」2021年7月10日付日本経済新聞)② 「なぜそのように言うのかと自問することなく、したがって自身の責任にお…
(1)2020年6月25日 日本社会が単色に染まるなか、外からのまなざしを失わないことの大切さを思う。(「天声人語」 2020年6月23日付朝日新聞)本日の言葉:引用文は沖縄慰霊の日の天声人語。昨日はたまたま妻が新型コロナウイルスに感染した人々にインタビ…
出会った言葉:今朝は「言葉」にまつわる言葉を2つ見つけたので紹介します。 ①人工知能(AI)が飛躍的に進歩する中、言語を学ぶ意義はますます「言葉の背景にある文化を理解するところに重心が移る」(杉田敏さん)(「あとがきのあと」『現代英語基礎語辞典…
(1)2020年2月29日 翻訳を読むのは何か損をした気がしてしまうのだ。(柴田元幸著『僕は翻訳についてこう考えています 柴田元幸の意見100』アルク社、p156)本日の言葉:同業者の方には思わず頷いてしまう文章ではないかな。ただ、僕は「将来はどうせ英語…
(1)2023年2月7日 「生きることにこつというものがもしあるとするなら、それはやっぱり全面的には深刻にならないことよね」川上未映子著『すべて真夜中の恋人たち』(講談社)pp137-138*本書の主人公はフリーランスの校閲者。 (2)2019年2月7日 ……サー…
(1)2021年1月9日 翻訳をする外国人は、逐語的に直訳をしようなんて考えは、はじめからこれっぽっちもないんです。文章を丸ごと全体受け取る。そしてそれを、自分の知っている日本語を総動員して表現する。その結果、こういうものができあがった。だから全…
(1)2020年12月30日 読書に限らず、大切なものほど事後性が高い。逆に言えば、「役に立つ」ことが事前に容易に分かっていることにはたいした価値はない。すぐに役立つものほどすぐに役立たなくなる。事後性の克服は人生の一大テーマといってよい。では、ど…
(1)2019年12月7日 ゴールを想定せず、十分に時間をかけ、撮れたものから番組をつくるスタイルを貫く。(「取材の対象に『タブーはない』― 阿武隈勝彦さん(東海テレビゼネラルプロデューサー」本日付朝日新聞より)この文章を読んで、『ティール組織』を…
(1)2019年12月3日本当の断捨離とは、心の混沌を整理することだと専門家は教えている。(「春秋」 本日付日本経済新聞より) (2)2018年12月3日大企業の社長たちが特定候補の支持や推薦を決める。……三菱グループのある会長は「批判的なことを言うのは…
(1)2019年12月2日「1000人に1人、障がい者が生まれる。ですからその1人を999人が支えるのは当然のこと」 横浜市の重度障がい者施設の日浦美智江施設長(「池森賢二 私の履歴書 (29) 次の人生舞台 若者が活躍できる場作る 奨学財団を創設 起業家支援も」 1…
(1)2022年11月26日私は小学生のときに気づいたんですが、本は閉じるときに音がします。「パタン」と。それも一冊一冊、全部音が違います。私は子どもの頃からこの音が好きでした。この本はどんな音がするだろうと、とても楽しみでした。(松居直著『絵本…
今朝の翻訳ストレッチから(以下引用) 激論昨日につづけて「八月十五日」を書く。昭和二十年八月十五日午前四時ごろ藤田侍従長は天皇の書見室にはいった。天皇の無精ヒゲが目立った。飾りだなには、リンカーン大統領と科学者ダーウィンの胸像が置かれてあっ…
(1)2020年7月13日 (72歳の島田謹二教授は)おそらく、その場に居合わせたどの若い学生よりも若々しい情熱に燃えておられたと思う。ご自分の学問、研究、思想を若い私たちにぶつけずにはいられない一途な情熱に。そして相手が、それを受けとめる能力があ…
(1)2020年7月9日 その時点で話題になっていることを「ネタ」にするにしても、ビートたけしは必ずそれを自分の「視点」を通して表現する。本当に面白いのは彼の「視点」で「ネタ」ではない。ここに「芸」の正体がある。「ネタ」は真似できても、「芸」は真…
(1)2019年7月6日 死は生ではないが、死にいたる時間は生にほかならない。とすれば、死ぬことは、その最後までいかに生きるかということなのではないか。 先日、ドイツの哲学者ハイデガーの書いたものを読んでいたら、次のような文章にであった。人間が「…
(1)2019年6月29日 ·「翻訳は基本的に原作に隷属すべき」であり、事象を足したり引いたりせず、取りこぼしを少なく、という著者の潔さが印象的だ。(「精緻でしなやか 余白を掬う」『井上陽水訳詩集』西崎文子 本日付朝日新聞) (2)2018年6月29日 ある…
(1)2021年6月22日 「普通の家族なんてないですよ。」(「生きるとか死ぬとか父親とか」で「ウチの家族は普通じゃないから」と言った主人公のトキコに出版社の編集者が答えた一言) (2)2020年6月22日 「服作りなど何も知らないまま、途中のプロセスより…
(1)2019年6月20日 あたり前にまず物事を考えないと、あたり前に自分が成長していかない。(児童文学作家、灰谷健次郎さんとの対談で、私生活において自分でできることは自分でやるということについて語って)(『樹木希林100の遺言』P66)*樹木さんは「…
(1)2019年6月14日 好きな絵画作品を選んだら、これをまずは逆さまにしてみよう。……意味のない線や色の集まりに見えてくるはずだ。目に見えた物が既知のカテゴリーで理解できるとき、僕らはすぐに言語脳になってしまう……しかし、これを倒立させてしまえば…
(1)2020年6月11日 ·ウイルスは Go Toの隙 ねらってる」―コロナ対策東京カルタ(東京都のキャンペーン)(「春秋」2020年6月9日付日本経済新聞) (2)2019年6月11日 De-Sign=概念を壊してつくり直すこと…そもそも「デザイン(design)」という言葉は、ラ…