金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

その場で直されるのは教育効果がかなり高い(2023年10月30日)

今朝起きてからの行動をいきなり英語で書いてChatGPTに校正させてみた。私:Please correct the following English. I woke up at 5:00 this morning. I boiled hot water. I cleaned the toilet room while wating for the water to boil, then made the fi…

自由英作文をChatGPTに添削させてみた(恥ずかしい実例)(2023年10月29日)

ちょっと恥ずかしいのですが、今朝こういうことをしました(英語日記2日目のやり取りです) 鈴木:"Please correct the following diary entry in English. Show me the corrections and provide reasons for each change. ChatGPT:Of course! Please provid…

ChatGPTは、自由英作文の(自己)添削に使える(2023年10月28日現在)

例えば、自分の思うところを英語で書いて「これを中学生で学ぶ範囲の英語で添削してください。その際、どこを、なぜ修正したかを明示してください」というプロンプトにすれば自習用に使えると思う。ChatGPTが間違えるリスクも少ない。 例えば、私は今朝、次…

逆転現象?!日本人が英訳本を出し、英米人が日本語訳を出すとき(2023年10月28日)

これまでの考え方では、ネイティブスピーカーは非ネイティブよりもその言語の表現に得意であるとされ、翻訳は、母語をターゲット言語にする翻訳者がすべき、というのが世界の常識だった(日本は例外)。 しかしChatGPTのおかげで、今から2~3年後には、例…

翻訳ツールとしてのChatGPTとの付き合い方(いくつかの仮説:2023年10月29日現在)

*以下の心得(仮説)は順不同です。随時加筆、削減、修正入れ替えしていきます(更新日時はタイトルに書いておきます) 心得1:くれぐれも、ChatGPTの出力結果を無批判に受け入れないこと。なぜならば、ChatGPTはよく間違えるからだ。ユーザーが、対話を通…

ChatGPTは、口達者な耳年増(2023年10月25日)

(以下引用)(1)AIの目覚ましい発達に目が眩んで忘れている方も多いと思いますが、コンピューターは計算機なのです。計算機ですから、できることは基本的に四則計算だけです。……(AIは)「あたかも意味を理解しているようなふり」をしているのです。……(…

ChatGPT and Contemporary Translation(as of October 23rd, 2023)

Chat-GPT-4 is a cutting-edge AI tool that has become essential for English learners, especially for Japanese individuals aiming to overcome their linguistic barriers. It assists users in understanding English at a native level when transla…

Dialing Up Opportunity: How an Unsolicited Call Turned into Work

Today, I received an unsolicited phone call (which I playfully refer to as "Tamaden", a term I use to mean "an order received by a random('tamatama"in Japanese) phone call") from a foreigner. She mentioned finding my contact details in a …

The Nuances of the Hair Business

Recently, I had a fascinating conversation at my go-to barbershop. "As long as people's hair grows, there will always be a steady demand for barbershops," the barber mused. "You can predict a consistent clientele just by understanding the …

似て非なる商売

先日、行きつけの散髪屋で面白い話をきいた。 「人の髪の毛が伸びる以上、理容室への需要が一定程度以上落ちることがありません。したがって、地域の人口を把握すれば、無理しなければ十分商売ができる。けれど、美容室は違います。美容のニーズは読めないん…

フィリピンでの学校教育は、基本英語

フィリピンでは現在(2012年以降)、小学校3年生までは母国語(タガログ語他各地の方言)で教育が行われ、4年生以降は(の教育制度では)原則としてすべての教科が英語(テキストも)で行われているとのことです。 4年の新学期から突然すべて英語になるため…

某社「翻訳グランプリ」広告のうさん臭さ

詐欺と明らかにわかる翻訳講座って時たま話題になるじゃないですか。あれは詐欺が明白なのでみんな気軽に叩くんですけど、ザっと見た限りでは、この広告で明らかになった待遇の悪さを指摘する声はあっても、その姿勢を非難する投稿は見当たらない。 だけど僕…

「本1冊を3カ月で訳す」実体験

某書籍、本文と訳注で78,000ワードの一次訳が終了しました。ノンフィクションで、訳書としては22冊目になります。 編集担当者の方からは「多く見積もって9万ワード」とお聞きしていたので、「1日1000ワードで90日」を目標にしましたが、終わってみれば7月1…