金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

ビジネスに役立つ経済金融英語 第16回:「ターミナルレート」と「ピボット」

12月(13~14日)の米連邦公開市場委員会FOMC)を前に、ここ数週間で急速にバズワード化している言葉をご紹介します。原稿執筆時(11月19日)には75bp利上げが優勢かと思われましたが、現時点(11月30日)では50bpが有力の模様です。基本用語の復習にお役に立てれば幸いです。

ビジネスに役立つ経済金融英語 第16回:「ターミナルレート」と「ピボット」 | Q-Leap

 

Webホームページ翻訳上の悩ましい問題(どの会社にもあり得ることです)

現在、某サービス会社(A社)のホームページ/パンフレット/取扱説明書/利用規約等の英訳(原文は日本語)をほぼ全面的に請け負っている(最初にコンタクトいただいてから2年半になる)。(ちなみに英訳案件の時は僕はプロダクト・マネジャー(ネイティブ翻訳者の訳した英文のチェックと全体調整)に徹しています)。

今、A社の利用規約の英文をチェックしているのだが、それでつくづく思うのは、たとえばA社のサービスの説明文書をちゃんと(A社のサービスを利用しようとする外国人が利用できるように)訳すには、A社から参照先になっている関連会社のサービス(たとえばその1社をB社としよう)も英訳する必要がある、ということだ。

例えば決済である。

その会社の決済の一部で、ある決済会社(B社)のサービスを利用できる形になっており、そのサービスの詳しい内容についてはB社のホームページ先を見るようにとの指示があって参照先が明示してある。ところが参照先のページには日本語しかないのだ!
これは結構、というか、かなりシリアスな問題だ。

なぜならA社のサービスを利用しようとしている外国人の顧客がB社の決済を利用しようとしても英語では何も読めないのでその決済方法を事実上使えないからだ。

僕は、プロダクトマネジャーとしてこの問題点をA社に報告する(これも僕のサービスの一つだと思っている)つもりである。ただしA社にだってできることは限られよう(A社とB社は対等なビジネス関係にある)。混乱を避けるのであれば英語版にはB社のサービスを乗せないという選択肢もあり得る。もちろんB社のホームページ等を英訳することも提案できるがそれはA社が口出しできる話ではない。

自社のホームページを英訳するといっても、サービスの説明になってくると、他社(のサービス)にも関わる複雑な問題が絡み合ってきて相当面倒になってくるので、どこかで区切切る(スミマセン、ここから先は他社のサービスなので・・・と謝るしかなくなる)必要がでてきて大変なのだ。ビジネス関係によっては、他社のホームページの関連に関してのみ英訳する必要もあるかもしれない。その場合は他社との交渉も出てくるだろう(今の私のケースではそこはあきらめたわけ)。

・・・(総合的な)翻訳会社って本来、そういう問題のソリューションを提供すべきなんだよな~。

と思いながらチェックしている最中です。

英訳のご用命はティーベスト(僕の会社)まで!

TOEFLは面白い

TOEFL(リーディング)はとても良い。36年前はただただ高得点を狙うための対象だったので気づかなかったが、今改めて問題文を読むと、米国で高等教育を受けるための基礎(語彙や背景知識)を身につけているかどうかを慎重に図っている試験だということがよくわかる。
上に「語彙」と書いたが、TOEFLで問われているのは、言葉の知識(その単語を知っているかどうか)よりもむしろ、書かれている文章から言葉の意味を合理的に推測できるか、ではないかという印象を抱いた。
そう考えると、TOEFL対策単語熟語集をつくるのはすごく難しいのではないかな。試験に出た単熟語を全部並べても、その多くは覚える必要がない(覚える努力は無駄)のだから。ということは、語彙だけはTOEIC900点狙いの本で勉強し、あとはTOEFLの問題文を読み込んで文脈と推理力を磨くのがよい方法かも。

これは面白い。5W1Hを問うだけ(これはこれで重要なのだけれど)のTOEICとは根本的に違う。

「……魔法はないんです。地道な作業です」 映画監督 是枝裕和さん(2年前~5年前の今日に出会った言葉)

(1)2年前の今日
1日の睡眠時間が6時間以下の人は、普通、働きもので野望家で社交上手で、決断力があり、政治的には保守的な型が多いそうだ。反対に一日9時間以上の睡眠が必要な人は批判的、懐疑的で、自信に欠けるが、創造的な仕事師は、この型の中から現れるとか。米国での最近の調査結果である。(1973年3月26日付朝日新聞
(「眠り」『最後の深代淳郎の天声人語』(朝日文庫)P107)

(2)3年前の今日
「……魔法はないんです。地道な作業です」 映画監督 是枝裕和さん
(「名俳優×名監督:言葉の壁を越え ― たくさん話し、こまめに手紙。魔法はない 是枝監督」2019年10月11日付朝日新聞

(3)4年前の今日
「デザイン経営」の可能性を考える際、そもそも「デザイン」が何を意味するのかという定義問題を避けて通れません。
英語の「design」は直訳すると「設計」になります。しかし近代以降の日本では、主に機械工業や建築業の分野で図面を描いたり機構を考案したりする行為を「設計」と呼び、「design」に含まれるそれ以外の要素は「図案」「意匠」あるいは「デザイン」と呼ぶようになりました。そのため他国と比較して日本での「デザイン」は、主に物品の色や形のことだけを指す狭い意味が定着してしまっています。
(経営とデザイン  狭い解釈、ビジネス狭める 鷲田祐一 一橋大学教授「やさしい経済学」本日付日本経済新聞

(4)5年前の今日
足元は もうまつくらや 秋の暮 草間時彦
(『第五 折々のうた大岡信岩波新書) p135)

私の和英翻訳(日本語→英語)が英和翻訳に比べて高い理由。(2012年11月)

問い:なぜ私の和英翻訳は(英和翻訳に比べて)値段が高い(ほぼ2倍)のか?

答え:
①二人がかりで訳しているから(ネイティブがまず訳し、次に私が随時お客様とコミュニケーションを取って日本語と英語のズレを修正する)。
②英語のわからないお客様が、英語での成果物をかなりの程度評価できるための材料を日本語で提供しいるから(これは私の仕事)。

翻訳ストレッチの内容変更

 英文解釈のテキストについては、これまではあまり深く考えずに「場当たり的に」、自分に役立ちそうだなと思ったものを購入しては使っていましたが、今月からオンライン英会話を始めたのを機に翻訳ストレッチの内容を少し整理し、組み換えることにしました。

(1)英文解釈(自分で訳し、テキストを見ながら自己添削)のテキストの組み換え
①単文または一段落程度の短い文章用のテキストは
『新英文読解法』(Part 1まで。Part2に入ったら②に移動する予定)『英文解釈考』『知られざる英語の「素顔」-- 入試問題が教えてくれた言語事実 47』の3冊を1日交代ずつで(毎日10~15分)。
②2段落以上の(長文ではないが)比較的長い文章のテキストは『翻訳力錬成テキストブック』(2巡目)『英文標準問題精購』(2巡目)『英文解釈教室』『思考訓練の場としての英文解釈(1)』『英文読解のナビゲーター』の5冊を交代で(毎日10~15分)。
③その他:『難構文のトリセツ』(英文解釈)と『冠詞のトリセツ』(英文法)は2冊あわせて毎日10~15分取り組む

(2)長い文章の『英文読解(TOEFL)』は時間がある(早く起きられた)時に25分。時間内に問題を解いて丸をつけ、内容と語彙部分を意識して1~2回復習(訳しません)。実績としてはとしては週に2回ぐらいか。

(3)英作文の勉強は、朝のストレッチの時間ではなく、オンライン英会話レッスンの前に行う。

翻訳ストレッチの変更は以上。

さらに、「翻訳ストレッチ」には入れないが、11月からオンライン英会話に入会。それにあわせてNHK英語会話(テキストなし。復習しない)とストレッチの英作文演習を英会話の前に30分取り組む。

ちなみに、早く起きられた日にはTIME誌を20分程度読んでいる(ただし優先度はTIME誌、TOEFLの順)。今日も取り組んだ。

以上をすべてカウントすると2時間半を超えて、これはもはや「ストレッチ」(本格的活動前の準備)とは言えないと思う。実際今よりはるかに忙しかった10年前には考えられなかった(10年前のストレッチは平均30分、長くても40分ぐらいでした)。

僕の英語の勉強はすでに「趣味」の域に達しているので、若い人はそのまま真似せず、僕がツイッターフェイスブック上で毎日公開するテキスト等から自分にあったものをピックアップして学んで行かれればよいと思います。

(アドバイス)上に紹介した本は、購入する前になるべくご自分で手にとって目を通すことを強くお勧めします。本の合う合わないは人によってかなり異なるからです。

ラブストーリー

以下は、昨晩、あるドラマを2回(3回後れで)見た後の会話である。

「しっかしさ、紬(川口春奈)は想(目黒蓮)と会うことを弟には言ったのに、なんで湊斗(鈴鹿央士)には言わなかったわけ?」

「そうよね~」

「やましいところがないんだったら、過去のことがあるんだから、なおさらきちんと説明すべきでしょ」「そうかも」

「そういう所が俺は昔から気にくわないんだ~濃姫ぇ!!」

「お父さん、それ役が違うから」

「しかもさ、想も想だろ、イヤホン返すだけだったら郵送でもよかったわけじゃんか。な~んでわざわざ会わなきゃいけないんだよ!!!(怒)」

「でも郵送にしちゃったらドラマにならないでしょ」

「・・・う~、それにだ。27歳(川口春菜)と25歳(目黒蓮)だぞ、いい大人がよってたかって世間知らずの22歳(鈴鹿央士)をイジメやがってぇ~」

「お父さん、実年齢で怒ってどうするの」

「俺、もう辛くて見ていられない」

「あたしは見るわよ。ラブストーリーの定番だから」