金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

その他

調剤薬局で

先日、歯医者に行った後薬局に立ち寄った時の実話。 薬局の女主人「鈴木さーん」「はい」女主人「はい、ではこれが化膿止めと痛み止めのお薬です。570円ね」私お金を渡す。私の顔を見てニッコリ笑い「お久しぶりですね」「あ、はい、どうも」と私。「お元気…

「アメリカン・デモクラシーを根底で支えてきたのは、」:出会った言葉(3~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(112)

(1)昨年の今日「直訳か意訳か」というのは学生からよく受ける質問であるが、「原文と違うもの」が訳ではないのと同時に「日本語だけを読んだのでは分からないもの」も訳ではないのである。この矛盾した要求を個々の場面でどう調和させるか。(伊藤和夫著『…

「欠点を直すことに一生懸命にならない」:出会った言葉(3、4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(111)

(1)3年前の今日欠点を直すことに一生懸命にならない 羽生善治……欠点は多くは「長所の裏返し」。それを無理に矯正すれば「自分のかたちに何か狂いが生じ、調子が落ちてしまう」と将棋棋士はいう。(「折々のことば」 11月4日付朝日新聞より) www.asahi.co…

「独裁者が頭角を現すのは、民衆があきらめた時だ」:出会った言葉(2~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(110)

(1)2年前の今日(イノベーターとして高く評価されている人々へのインタビューを通じてわかったのは)常に「こういう問題が解決できたら素晴らしい」「こういうことが可能になったら痛快だ」という具体的な「解決したい問題」が明確にあり、それを解決する…

本当に大事な記事は紙で残せ

僕は必要があって購読紙/誌誌を検索して記事を探すことがあるのですが、見つからないことが結構ある。「スクラップブックに残るような記事」を目指しているという日本経済新聞ですらそうだ。恐らく何らかの事情で記事が削除されているのだろう。それは仕方…

「その商品は人を幸せにするか」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(109)

(1)昨年の今日技量や熟練は個人が時間をかけて磨き上げるもので、後進は見て覚えるしかない。高度な技術(注:テクノロジー)による製品を使いこなせても、そもそも体で計る力がなければ、世界に深く分け入れない。(鷲田清一「折々のことば」2020年11月4…

「ゆっくり成長する力はたくましい」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(108)

(1)昨年の今日学術的には、従業員を幸せにする経営の有効性として様々なエビデンスが得られています。幸せな従業員は不幸せな従業員よりも創造性が3倍高い、生産性が30%高い、欠勤率や離職率が低い、といったことです。幸せな従業員はエンゲージメント(…

「人の弱さを包み込めない者は、知らぬ間に己をも干からびさせている」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(2021年11月)

(1)昨年の今日他人にものを教える設定でしかコミュニケーションを取れない人がいますね。(小田嶋隆選、武田砂鉄編『災間の唄』株式会社サイゾーp55)*要するに「上から目線」ということ。昔、よく妻から言われていた(もちろんネガティブな意味で)言葉…

「最後に結果を決めるのは執念だ」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(105)

(1)昨年の今日自分のできないことをどんどんつぶしていって、できることを増やしていくのが仕事の人もいるんだけれども、でもあえてそこをせずに、できないことをそのままにするっていう覚悟の決め方、そういう立ち位置もひょっとしてあるんじゃないか。…

「年をとるっていうのは、突然来るんですかねえ。だんだんなんですかねえ」:出会った言葉(3年前と4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(104)

(1)3年前の今日カード社会の問題点はこれまでも指摘されてきた。カード払いでは現金で支払う場合のような心理的縛りがなくなり、使い過ぎてしまうのだ。米国のある研究者の実験では、1台のトースターに対して、カードが利用できる環境の被験者は現金のみ…

「お砂糖使いますか?」

出会った言葉:「砂糖をお使いになりますか」という表現にも慣れることができない。砂糖は道具でも召使いでもない。コーヒーの中に入れる以外は使い道がないのに、わざわざ「使う」と言って、他の使い方のある可能性を確保しているところがおかしい。 (多和…

「どこへでもご自由にどうぞ。追いかけて写すのが私の仕事ですから」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(102)

(1)昨年の今日三浦光雄は、カメラの横からヒョイと私をのぞいて、ニコニコして言った。「どこへでもご自由にどうぞ。追いかけて写すのが私の仕事ですから」(高峰秀子著『わたしの渡世日記(下)』p138)*引用文は、芝居の勢いでライトの外にまでかけず…

「あり得たかも知れない人生より、選び取った今日の方が大事」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(101)

(1)昨年の今日……その人がいることによって、その人の発言やふるまいによって、彼の属する集団全体の知的パフォーマンスが、彼がいない場合よりも高まった場合に、事後的にその人は「知性的」な人物だったと判定される。……(その反対に)その人が活発にご…

「一つの目的にわき目もふらず、全身全霊を打ち込むことは無条件でほめられたことではない」:出会った言葉(2年前~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(99)

(1)2年前の今日抜くことでも抜かれることでもなく、ただただ自分の中を駆け続ける。 永井龍男(「天声人語」2019年10月24日付朝日新聞より)* 矢作直樹著 『今という一瞬に、一生の幸せがある』(廣済堂出版)の中に「今中(いまなか)」という言葉があ…

「カメラのレンズは過酷なほど正直に被写体を映し出す」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(98)

(1)昨年の今日カメラのレンズは過酷なほど正直に被写体を映し出す。愚鈍な性は愚鈍にしか写らないから恐ろしい。不美人を美人に写すことはできても、バカをリコウに写すことはできないのである。(高峰秀子著『わたしの渡世日記(下)』(新潮文庫)p130…

「嫌いな人と無理して付き合うな」:出会った言葉(2年前~9年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(97)

(1)2年前の今日① フェイクを流しつづけた軍部。世界を知らずに熱狂した人々。(「春秋」2020年10月22日付け日本経済新聞) 春秋: 日本経済新聞 ② 天皇をあがめたてることが日本人として当然の心情であると考える人たちもいる。そうではない形で天皇との関…

NHK「五輪の厨(ちゅう)房密着800日」に感動する(2)

昨日、一昨日の晩と「「五輪の厨(ちゅう)房密着800日 選手村食堂の秘められたドラマ」を見ながらつくづく思ったのだが、選手村の食堂を準備していたスタッフから見ると、何を言われても「安全・安心の大会を実施する」と愚直に断言し続けた菅義偉首相がとて…

「一つの分野では平凡でも、異なる領域を三つ持てば活躍できる」:出会った言葉(2年前~9年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(96)

(1)2年前の今日作品について「この辺がダメだ」と辛辣に指摘すれば必ず次の作品がよいものになるというのなら、僕だって寸暇を惜しんでダメ出ししますよ。でも、人間はそういう生き物じゃありません。人に質の高い物を生み出してほしいと思ったら、いいと…

NHK「五輪の厨(ちゅう)房密着800日」に感動する。

2017年から取材班が追い続けた、オリンピック選手村の食堂運営を任された会社の記録。 僕は東京オリンピック/パラリンピックの開催には今でも反対だけど、それはこの人たちに対しては言えない。 彼らの必死の努力を前にすると称賛しかない。食材・人材の調…

エンピツの力

昨日、本棚を整理していたら『英文解釈教室』が出てきた。著者は「駿台高等予備校 専任講師 伊藤和夫」序文は「駿台高等予備校 英語科主任 鈴木長十」。昭和52年1月に初版発行。本書は昭和54年1月 第5版だ。おそらく予備校時代(昭和54年4月~55年3月)に買…

「モチベーションが下がった時こそ君の真価が問われる」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(95)

(1)昨年の今日新品は傷がつくまで、ちょっとまだ心許せない感じみたいなこと、ありますよね。ものに対してもそうだし、人に対してもそうだし、そういう価値観の揺れ動きって、おもしろいですよね。(ヨシタケシンスケ著『思わず考えちゃう』(新潮社)p82…

交差点で

昨日の夕方、散歩の途中で信号待ちしてたら、後ろに幼稚園ぐらいの男の子を乗せた自転車が停まった。 「おかあさ~ん、まだ~?」「まだよ」 すぐに 「おかあさ~ん、まだ~?」「まだまだー!」(気合い)「おかあさ~ん」「なあに?」「まだ~?」「もう少…

体操のお兄さんたち

「新井君、石川君、杉井君が加わってから、体操のコツがよく分かるような気がしてきたんだ」「え、何のこと?」「『テレビ体操』に10月から新規加入した男性アシスタント(お手本)のことだよ。腰とか膝とか肘の曲げ方や飛び上がり方がわかりやすくなってよ…

「心に思うことは、すべて顔に出ます」:出会った言葉(2年前~3年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(93)

(1)2年前の今日―過去を振り返って、こうしておけば良かったと思うことはありますか。「……ピアノとギターの練習と英語はもっとしとけば良かった。練習しても、練習しても間違えるわけで。間違えないと思ってるのに、間違えるなんて、そもそもふとどきだよ…

「人は迷惑をかけるものだから許しなさい」:出会った言葉(昨年~3年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(92)

(1)昨年の今日人は迷惑をかけるものだから許しなさい。会社員 高森美保さん(「迷惑はお互い様」2020年10月18日付朝日新聞「声」欄から)*他人に迷惑をかけてはいけないと思うけれど、そういう価値観を他人に押しつけてはいけないなあ、と。それともっと…

苦しみは山頂の一歩手前:出会った言葉(昨年~9年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(92)

(1)昨年の今日(翻訳とは)言語を前提にした文化の境を超えようとする時点で置いていかなければならない荷物と、理解を得るために肩の上に積まなければならない荷物とがあって、そのやり取りの過程で大切な旅人=原文が無事に向こう側へ渡れるかどうかが決…

わくわくするようなことはたいてい寄り道の途中で起こる:出会った言葉(昨年~9年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(91)

(1)2年前の今日① 面白いデータがある。RST(注:リーディングスキルテスト)のこれまでの調査結果から、中学生は学年が上がると全体的に正答率が上昇することが知られている。一方、正答率が上昇しても回答数はそれほど増えないのだ。読める生徒は決して…

プロは金をもらっている人間の事じゃない:出会った言葉(昨年~9年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(90)

(1)昨年の今日「科学とは国の費用によって、科学者の好奇心を満たすことである」パトリック・ブラケット(英国の経済学者)(「春秋」2020年10月13日付日本経済新聞)*為政者にはこれくらいの余裕を示してもらいたい。どんなに世論の批判を受けても。 www.…

今年何日休んだっけ?

2日ほど前にふと思うところがあって、 あれ?俺何カ月休んでないだろう?と一瞬思ったが、考えるのやめた。 とツイッターとフェイスブック(お友だち限り)に書き込んだところ、お友だちのお一人から、 「じっくり考えるべきじゃない?」 とのコメントをいた…

「高校の国語 文学を軽視?」(新聞記事に覚えた違和感)(2019年10月)

今日(2019年10月14日)の朝日新聞の21面「高校の国語 文学を軽視?」は、朝日新聞の問題の立て方も、回答者のお答えも完全にピントを外していると思った。先日も書いたけど、今回の国語教育の、『走れメロス』を鑑賞する以前に、『走れメロス』をそもそも読…