その他
命がけで侵略者に対峙している人たちに「ああすべき、こうすべき」と言う資格は僕たちにはない。ただ、この結果についてはこう思う。「ウクライナ兵士の皆さん、よくぞ無駄な戦闘を避けて逃げてくれた。立派です。ご苦労様。あとは外交に任せろ」。 ロシアは…
「私はあの人の弟子」「あの人は私の師匠(先生)」とはよく聞くし僕もよくそう話し書くことはあるが、「あの人は私の弟子」「私はあの人の師匠」というセリフを読み聞きすると、引く。
(1)2年前の今日「嘘は、客観的事実だけでなく、道徳や人権への意識も弱体化させます」。斎藤幸平 大阪市立大学大学院経済学研究科准教授(『未来への大分岐』マルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、ポール・メイソン著、斎藤幸平編、集英社新書、p155…
(2)2年前の今日「もちろん、トランプはまともじゃないさ。だけどとても頼りになるんだ。無慈悲な男だからこそ、メキシコや中国をやっつけて、アメリカ人を守ってくれるのだ」。トランプ支持者はこんなふうに考えているのだと思います。マルクス・ガブリエ…
(1)2年前の今日筆者の20年にわたるコンサルティング業界での経験から、コンサルティング会社に未来予測を依頼してくる会社は、大体その後でどこかと合併するか、急速に業績を低下させることが多いと感じている。(『ニュータイプ時代―新時代を生き抜く24…
(1)昨年の今日子どもは、大人の都合で人生を左右されるものである。(竹富利亜「イシグロの内なる世界」『ユリイカ』2017年12月号特集「カズオ・イシグロの世界」p62)*引用文は、カズオ・イシグロ自身が親の都合でイギリスに行き、2年ぐらいで戻ってく…
今朝7時頃、散歩がてら西葛西駅まで(片道1.5キロぐらいかな)新聞を買いに行ったんです。あるイベントについて今日の新聞各紙がどう報じているのかを調べたくて。 朝日と日経は定期購読しているので、毎日、読売、産経、東京、それにJapan Timesと・・・あ…
(1)3年前の今日不敬問題を錦の御旗にして人身攻撃を加えるのが、暗い時代の前奏曲だった。不思議なことだが、なにかあるとすぐ「天皇陛下」を持ち出す人ほど、天皇を政治的あるいは党派的な道具にした人たちだった。昭和49年(1974年)2月18日(「錯覚発…
SNS上での意見交換は本質的に「ご飯論法」の応酬になるので、まともな議論は成立しない。 ・自分の意見や感想は「言いっ放し」が基本。・だれかの意見に対するコメントは「賛成」した場合のみ。・反対したい場合でも、書き手の意図を尊重し、いきなりの否定…
今はむかしむかし・・・ 「幼稚園のころ、SさんとこのKちゃん、しょっちゅう預かってたのよ。奥さんパートに出ていたし、いくつものサークルに入ってたから。『今日おねがーい』『いいよ~』って感じで。月に3回ぐらい?クラスメートだからね。遊ばせておけ…
(1)2年前の今日「この試合、ずっと見ていたい」 長谷川穂積さん(世界3階級制覇の元世界チャンピオン)(フジテレビ 「ボクシング・WBSS決勝、WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」放送(2019年11月8日から))*夕食後、井上対ドネアの録画…
先日、歯医者に行った後薬局に立ち寄った時の実話。 薬局の女主人「鈴木さーん」「はい」女主人「はい、ではこれが化膿止めと痛み止めのお薬です。570円ね」私お金を渡す。私の顔を見てニッコリ笑い「お久しぶりですね」「あ、はい、どうも」と私。「お元気…
(1)昨年の今日「直訳か意訳か」というのは学生からよく受ける質問であるが、「原文と違うもの」が訳ではないのと同時に「日本語だけを読んだのでは分からないもの」も訳ではないのである。この矛盾した要求を個々の場面でどう調和させるか。(伊藤和夫著『…
(1)3年前の今日欠点を直すことに一生懸命にならない 羽生善治……欠点は多くは「長所の裏返し」。それを無理に矯正すれば「自分のかたちに何か狂いが生じ、調子が落ちてしまう」と将棋棋士はいう。(「折々のことば」 11月4日付朝日新聞より) www.asahi.co…
(1)2年前の今日(イノベーターとして高く評価されている人々へのインタビューを通じてわかったのは)常に「こういう問題が解決できたら素晴らしい」「こういうことが可能になったら痛快だ」という具体的な「解決したい問題」が明確にあり、それを解決する…
僕は必要があって購読紙/誌誌を検索して記事を探すことがあるのですが、見つからないことが結構ある。「スクラップブックに残るような記事」を目指しているという日本経済新聞ですらそうだ。恐らく何らかの事情で記事が削除されているのだろう。それは仕方…
(1)昨年の今日技量や熟練は個人が時間をかけて磨き上げるもので、後進は見て覚えるしかない。高度な技術(注:テクノロジー)による製品を使いこなせても、そもそも体で計る力がなければ、世界に深く分け入れない。(鷲田清一「折々のことば」2020年11月4…
(1)昨年の今日学術的には、従業員を幸せにする経営の有効性として様々なエビデンスが得られています。幸せな従業員は不幸せな従業員よりも創造性が3倍高い、生産性が30%高い、欠勤率や離職率が低い、といったことです。幸せな従業員はエンゲージメント(…
(1)昨年の今日他人にものを教える設定でしかコミュニケーションを取れない人がいますね。(小田嶋隆選、武田砂鉄編『災間の唄』株式会社サイゾーp55)*要するに「上から目線」ということ。昔、よく妻から言われていた(もちろんネガティブな意味で)言葉…
(1)昨年の今日自分のできないことをどんどんつぶしていって、できることを増やしていくのが仕事の人もいるんだけれども、でもあえてそこをせずに、できないことをそのままにするっていう覚悟の決め方、そういう立ち位置もひょっとしてあるんじゃないか。…
(1)3年前の今日カード社会の問題点はこれまでも指摘されてきた。カード払いでは現金で支払う場合のような心理的縛りがなくなり、使い過ぎてしまうのだ。米国のある研究者の実験では、1台のトースターに対して、カードが利用できる環境の被験者は現金のみ…
出会った言葉:「砂糖をお使いになりますか」という表現にも慣れることができない。砂糖は道具でも召使いでもない。コーヒーの中に入れる以外は使い道がないのに、わざわざ「使う」と言って、他の使い方のある可能性を確保しているところがおかしい。 (多和…
(1)昨年の今日三浦光雄は、カメラの横からヒョイと私をのぞいて、ニコニコして言った。「どこへでもご自由にどうぞ。追いかけて写すのが私の仕事ですから」(高峰秀子著『わたしの渡世日記(下)』p138)*引用文は、芝居の勢いでライトの外にまでかけず…
(1)昨年の今日……その人がいることによって、その人の発言やふるまいによって、彼の属する集団全体の知的パフォーマンスが、彼がいない場合よりも高まった場合に、事後的にその人は「知性的」な人物だったと判定される。……(その反対に)その人が活発にご…
(1)2年前の今日抜くことでも抜かれることでもなく、ただただ自分の中を駆け続ける。 永井龍男(「天声人語」2019年10月24日付朝日新聞より)* 矢作直樹著 『今という一瞬に、一生の幸せがある』(廣済堂出版)の中に「今中(いまなか)」という言葉があ…
(1)昨年の今日カメラのレンズは過酷なほど正直に被写体を映し出す。愚鈍な性は愚鈍にしか写らないから恐ろしい。不美人を美人に写すことはできても、バカをリコウに写すことはできないのである。(高峰秀子著『わたしの渡世日記(下)』(新潮文庫)p130…
(1)2年前の今日① フェイクを流しつづけた軍部。世界を知らずに熱狂した人々。(「春秋」2020年10月22日付け日本経済新聞) 春秋: 日本経済新聞 ② 天皇をあがめたてることが日本人として当然の心情であると考える人たちもいる。そうではない形で天皇との関…
昨日、一昨日の晩と「「五輪の厨(ちゅう)房密着800日 選手村食堂の秘められたドラマ」を見ながらつくづく思ったのだが、選手村の食堂を準備していたスタッフから見ると、何を言われても「安全・安心の大会を実施する」と愚直に断言し続けた菅義偉首相がとて…
(1)2年前の今日作品について「この辺がダメだ」と辛辣に指摘すれば必ず次の作品がよいものになるというのなら、僕だって寸暇を惜しんでダメ出ししますよ。でも、人間はそういう生き物じゃありません。人に質の高い物を生み出してほしいと思ったら、いいと…
2017年から取材班が追い続けた、オリンピック選手村の食堂運営を任された会社の記録。 僕は東京オリンピック/パラリンピックの開催には今でも反対だけど、それはこの人たちに対しては言えない。 彼らの必死の努力を前にすると称賛しかない。食材・人材の調…