一発目の銃弾の後、元首相が振り返り、皆一瞬止まったよね。あの時はSPも警護の人も「まず自分(を守る)」と思ったんじゃないかな。
その方たちが職責に照らした行動をしていたのかどうかとの検証と評価、そして今度似たようなことが起きた時に①警備担当者はどうすべきか(要するに、何も考えずに自分の命を犠牲にして警護対象を守る)というマニュアルを作成すべきかどうか(←これは、実は非常に難しい問題。自分の命を犠牲にしてまで全うすべき職責などないはずだから)、②警護対象者自身(今回の場合は元首相)はどうすべきか(「振り返る」は正解ではないと思う)、といった問題はとりあえず横に置き、
あの一瞬には、そこにいた人たち全員の、実に「人間的な側面」、つまり自己防衛本能が現れたと思った。