金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

ティール組織

主役は30代

今、ある本を訳していてそろそろゴールが見えてきたので、編集の方と売ることを視野に入れた相談に入りかかっている(もちろん基本は出版社に任せている)。 ただし、テーマが僕が以前にいた業界に関連する話なので、鈴木の人脈も使えないかと言うことで元同…

ヴィレッジヴァンガード西葛西店で本を注文

実は西葛西には文教堂西葛西店以外に、「ヴィレッジヴァンガード西葛西店」という、外から見ると本屋とはわからない「こだわりの本屋」がある。本店は愛知県だそうですが、店の中身は中野の雑居ビルに入っているサブカルチャー文具店。中には普通の本屋には…

クラス全員を「小さな企業家」に育てる教育。……正気ですか?(吉川浩満氏 文筆家)

出会った言葉:クラス全員を「小さな企業家」に育てる教育。……正気ですか?(吉川浩満氏 文筆家)(神代健彦著『「生存競争」教育への反抗』(集英社新書)の帯) 我が家の居間で見つけた妻が買った本の帯。 10年ぐらい前に読んだ「『未来のリーダーを育てま…

Reinventing Organization(『ティール組織』の原著)を1回読んだ後の感想メール(『ティール組織』リーディング依頼⑤)

以下は、今からほぼ6年前に同書を1度読んでT社のOさん(最初にこの本を見つけた人)に送った感想文(固有名詞以外はそのままです)。日付は2015年4月26日。このあと2回読んで企画書(Reading)を書いて提出したのが(結局)5月6日だった。 何しろ、厳密に読…

「座右の書」としてのご紹介に感謝

本日の日本経済新聞読書欄に『世界でいちばん大切にしたい会社』(ジョン・マッキー著、翔泳社)が紹介されていました。 (以下引用)『世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー』はうちの役員連中にも薦めています。変化が激しく課題が噴出…

在宅勤務のよしあし(1)―「職場」って?

「お父さん、K(息子)とお父さんって同じ職場で働いているんだね」 昨日の午後7時過ぎ、二人で夕食を取っている最中に、ふいに相方が言った。息子は新卒の新入社員だが入社式以来ずっと在宅勤務が続いている。私たち夫婦の夕食時にはまだ残業中で、たぶん8…

『英文標準問題精講』とFAVI

5月28日(木) おはようございます。 出会った言葉:本質以外は何だか分からない人。だけど、いつも垂れ流しで自分を出している人。ピュアの純度が高すぎて、あまり理解されていない。世俗的なところがなく、レストランを通して社会奉仕をやっているようでし…

よい講演者は「聞き上手」

14日にティール組織に関する様々なセミナーに参加してつくづく感じたのは、登壇された皆さんは押し並べて「聞き上手だなあ」ということだった。 それは、セミナーのようなな場では対談相手の人の話によく耳を傾ける、といった形で現れる。私が参加したセッシ…

「ビジネス書大賞 2019」経営者賞 授賞式で話したこと

昨日は「ビジネス賞大賞2019」の授賞式(『ティール組織』が経営者賞を受賞したため)。2分間のスピーチをと言われていた。慣れないので即興のスピーチは無理。2分だと「あ~、え~」で終わってしまう恐れがあると思い原稿をつくり、家で2,3回練習してから…

「ベストセラー書籍『ティール組織』はなぜ日本でヒットした?翻訳者が語る驚きの裏話」の裏話。

インタビューアーの板東さんと直接知り合いになったきっかけは、六本木にある「ティール組織の肉汁水餃子専門店 餃包」でした。 インタビューにもありますように、私が朝の日課で「ティール組織」をエゴサーチしていると、「ティール組織の・・・」で見つけ…

『ティール組織』でできた意外な(?)ご縁

最近できたFBの二人の「お友だち」。 Aさん:私にお友だち申請してくれた理由が「『ティール組織にご興味がおありのようでしたので、親近感が湧いて・・・!』僕「ティール組織の翻訳者です!よろしくお願いします」Aさん:「あ、そうなんですね!失礼しまし…

サイボウズ社の株主総会に行ってきたぞ――!

土曜日(30日)の午後、13時~19時ぐらいまで、サイボウズ株式会社の株主総会関連イベント3つに出席した。以下、いくつか印象に残ったシーンを思いつくままに。 (お断り)以下はあくまでも私の感想であって、報告・要約ではありません。「」で括った引用文…

『ティール組織』が「日本の人事部 HRアワード」書籍部門の優秀賞を受賞

昨日のお昼過ぎ、編集後担当の英治出版の下田さんからご連絡があり、受賞を知った。 良い本だという確信はあったけれども、正直言ってここまで話題になるとは思っていなかった。訳している最中に、妻に「間違いなく素晴らしい本なんだけど、今回もたぶん売れ…

「俺が、俺が」の姿勢を反省(2018年9月)

昨日は「「世界のティール実践者」との出会いをネタに対話を深めよう」という勉強会、というか対話会に参加した。『ティール組織』解説者の嘉村賢州さんをはじめ、この春から夏に実際に著者のラルー氏に会いに行ったりティール組織の国際会議に出席されたり…

コツコツ訳す

「こんなにぶ厚い本(『ティール組織』)どうやって訳したんすか?」 昨日の勉強会に来られたTさん(放送関係者)に献本するとこう尋ねられた。 「え~コツコツと訳しただけなんです」「・・・そうですよね~。コツコツ訳すしかないっすよねー」と感心された…

心に響いた言葉(6月11日「『ティール組織』探求セミナー 自主経営(セルフ・マネジメント)って何だ?」から) 

以下は6月11日に行われた 『ティール組織』探究シリーズ「自主経営(セルフ・マネジメント)って何だ?」堀田聰子×柳澤大輔×嘉村賢州 | Peatix でなされた面白法人カヤックの代表取締役CEO柳澤 大輔さんのご発言のうち、私の心に刺さった言葉のメモである。…

『ティール組織』に向く人、向かない人

おはようございます。 出会った言葉: 「基本的に、集団の中でいい恰好をしたい、目立ちたい、恥をかきたくない、どちらかといえば成果を独り占めしたいタイプは『ティール組織』には向いていないと思いますね」(面白法人カヤックの代表取締役CEO柳澤 大輔…

二つの気づき:小竹貴子×阿部裕志「みんなで語ろう、私の組織論」に参加して

7日に英治出版で行われた小竹貴子さんと阿部裕志の対談「みんなで語ろう、私の組織論」ーー英治出版オンライン連載「『ティール組織』私はこう読んだ。」に参加した。 素晴らしいセミナーでした。 とても暖かい雰囲気の中で、普段経営にあたって楽しみや苦し…

翻訳者は裏方

昨日知り合いの経営者Kさんにある用向きがあって1年ぶりにメールし、その末尾に『ティール組織』を出したことを添えておいた。すると今朝返事が来て 「『ティール組織』を訳していたの鈴木さんだったのですか!人事組織関連では話題の書で当社でも何人もの役…

編集者も翻訳者とおんなじ

出会った言葉:「時間がない」と感じるのはあなたの勘違い。まずは「忙しい」と言うのを完全に止めてしまおう。(『週40時間の自由をつくる 超時間術』メンタリストDaigo著 実務教育出版より) 『ティール組織』を僕に紹介してくれたOさんへのお礼食事会(実は…

『ティール組織』の翻訳について語る会

昨日は、昨年来『ティール組織』関連の勉強会やパーティーでお会いした 半田 志野 さん(NPOの組織基盤や会計のサポート フリーランス)と 榎吉郁夫さん(株式会社ライフスタイルイノベイション 代表取締役)の御発案による「『ティール組織』翻訳者鈴木立哉…

書籍広告のイノベーション

私がABDに参加した時、嘉村さん(『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』の解説者でABDの伝道者)は「ABDで唯一問題があるとすれば、本を裁断しなければならないことです(そうしないと参加者全員が本を買わなければならなくなり、読…

「リーダーを育てる」が学校の教育目標?

昨日の勉強会後の飲み会でのこと。 勉強会のテーマが「1968年」だったからかな、その流れで中等教育の目的てな話題になった。飲みながらこんな話になった、というか酔っ払った勢いでこんな話をぶった。 「『将来のリーダーを育てる』を教育目標にしている学…

参加したセミナーの圧倒的な熱気に焦る

昨日出席したセミナー、僕が普段出ている勉強会やセミナーとまったく違う刺激がありました。その特徴だけメモ的に。 1.若い人たちのエネルギーに満ちあふれていた。 講師の嘉村さん、佐宗さん(お二人とも確か36歳)、ファシリテーターの入山先生(たぶん46…

グリーン組織に傾きかかった頃

今思うと、あれは私のいた会社が「多元型<グリーン>組織」になりかかった瞬間ではなかったか。 1997年、N證券が総会屋がらみの不祥事で社長が交代した折、各営業店の予算が廃止された時期があった。「あの」N證券でだ。 支店長の人事評定も人事部から切り離…

本当の目利き ー 『ティール組織』(原著)を発見した人

今月初めにJ社Oさんをお食事にお誘いした。 元々『ティール組織』の原書を発見し(著者は自分で作った出版社で原著を出しているので、ほぼ自費出版。したがって出版直後はほとんど注目されていなかった)、「鈴木さんどう?」と言ってくれた編集者だ。 Oさん…

『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』

発売まで1カ月先ですが・・・ 訳書としては15冊目(共著、名前の出ない本も含みます)が出ます。 『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』 フレデリック・ラルー (著), 嘉村賢州 (解説), 鈴木立哉 (翻訳) ・経営者、経営幹部、経営企…

講演における「良い質問」、「悪い質問」

秋は講演会のシーズンです。 私は(今年を例外にすれば)もっぱら聞き手というか聴衆側にいることが圧倒的なわけですが、長年、聞き手として、あるいは質問者として数々の講演会や勉強会に参加して、経験的に次のようなスタイルの質問を「良い質問」「悪い質…

「編集者のコメントにホッとする」(『ティール組織』を訳し始めた頃)

昨日も1日中仕事。今日から実務が再び忙しくなるので、1日中遅れている本の翻訳。夜、その担当編集者からメール。 「素読みですので全体的な観点になりますが、さすが、とても素晴らしい文章で訳されていると感じました。事例が活き活きと読みやすく描かれて…

「目利き」との残念会(『ティール組織』がJ社の企画会議で落ちた頃)

2ヶ月ほど前にリーディングの無茶振りをされて40時間かけて出した話を書いたのだが、それを僕に振ってきたのがOさん。Oさんやる気満々で「企画通します!」と言っていたのが・・・何と社内の企画会議で否決されてしまったのだ。「す、スミマセン」と絞り出し…