金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

勉強法

最初の1~2段落だけを訳させて大意をつかむ:生成AIを利用した読解力養成法の一例(2024年8月28日)

英語の勉強をしている人の多くはもうよくお気づきだと思いますが、特に筆者の主張を表明する英語の論説やエッセイは、最初の段落に主張のポイントや大枠が語られることが多い。したがって英語の勉強という観点から言うと、最初の1~2段落だけ生成AIに訳さ…

生成AIは、いまや英語の多読速読のための最強ツール

すでに多くの方々はお気づきだと思いますが、ChatGPTをはじめとする今の生成AIは、その翻訳能力を駆使すれば英語多読速読のための最強ツールとして、対訳本の代わりに使うことができる。

学校の先生や講演の講師に望むこと「試行錯誤を見せてほしい」

大学の先生方や講演者に望むことは、「自分の試行錯誤を見せてほしい」ということである。それが最も教育的だと思う。 定期的に(たとえば毎週、あるいは毎月)開催される通常の授業では、先生自身が解決できない問題を提示し、自分の疑問もそのまま認めた上…

鳥飼久美子/斎藤兆史『迷える英語好きたちへ』(インターナショナル新書)を楽しく読み終える。

鳥飼久美子/斎藤兆史『迷える英語好きたちへ』(インターナショナル新書) 楽しく読み終えました。英語学習法には昔から興味があり、特に訳読を中心とする訳読の重要性を強調されている斎藤さんの英語や英語教育に対するお考えには賛同していたこともあり、…

自己添削の教育効果は高い(2020年12月9日)

日々、英文解釈の参考書で学びながら意を強くしているのは、①「学生が訳して教師が添削する」よりも、②「学生がまず訳し、その学生自身が模範解答(あるいは試訳)と解説を読みながら自己添削する」方が教育効果が高いのではないか、ということだ。 では②に…