金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

出版社(アスク出版)の丁寧な対応に感動と感謝(2019年12月3日)

3日ほど前に『ヘミングウェイで学ぶ英文法』の出版社アスク出版宛にツイッターでメッセージを送った。本の一部に疑問があった。要するに本が間違っているのではないかと思って、その点を問いただしたわけ。最初は本に挟んであった葉書に書いて送ろうと思っていたが、何だか面倒くさくなっているうちにふと、メッセージで直接送れば?と思い立ったのだ。

数日待ったが何の返事もない。ベストセラーの編集部だからこういう質問が多いのだろうなあ、時間がかかってもしようがないかと自分を納得させたものの、もしかしたら無視されたかもという残念な気持ちもないではなかった。

ところが昨日「お問い合わせありがとうございます」と担当編集の方からの丁寧な返信が届いた。結論から言えば、私が間違っており、当然その原因は私の不勉強であったのだが、私が「誤訳ではないか?」とした部分について、ネイティブ・スピーカーの方にまで確認して、例文つきでご返信いただいた。もちろんすぐにお礼の返事を出した。するとその後に、「担当編集から鈴木さまへ追加のご案内が届きました」と、例文の出所まで教えてくれたのだ。

先ほど私は「数日待った」と書いたが、今これを書きながらメッセージの日付をみると、私が質問をしたのが11月29日(金)の午後4時53分。先方からのお返事は昨日(月)の午後5時過ぎだったことになる。僕の方は土日関係ないから、3日たった感覚だったが、先方からすれば、つまり営業日ベースでは「翌日」にご対応いただいたわけ。
出版社の誠実な対応に心から感謝。だからヒット作出しているんだね。こういう志は応援しちゃうよ。対訳本の概念を変えた素晴らしい本であることは間違いないわけだし。