テレビドラマの「臨場」が始まる直前の特別番組で、若手検視官役に抜擢された渡辺大が特別番組のインタビューで、出演するにあたってのアドバイスを父親の渡辺謙に求めたところ、「主人公役の内野聖陽さんは役作りを徹底的にする人なので、教えてもらえることが多いはずだ」という話をした。
当時僕は、内野聖陽さんのことを好きだったけれども、いつも同じような、つまり男っぽい(一見粗野だが根は優しい)役をしているので「そんなもんかな~」と思った程度だった。実際、臨場の内野さんは、僕のイメージ通りの役で、十分満足した(それでよかったんだけどね)。
しかし、今回の「きのう何食べた?」を見て渡辺謙さんのおっしゃっていたことの意味がよ~くわかった。
内野聖陽、恐るべし。とんでもない役作り、とんでもない役者だということを思い知りました。
(後記)今、NHKでやっている「おかえり、モネ」でその内野さんと西島秀俊さんの共演を見たときは、得も言われぬ感動を覚えました(2021年9月28日記)