その他
(1)昨年の今日表層的理解はできるけれど、推論や同義文判定などの深い読解ができない場合、文章を読むのは苦ではないのに、中身はほとんど理解できていないということが起こり得ます。コピペでレポートを書いたり、ドリルと暗記で定期テストを乗り切った…
今朝の食卓で。 「あら、麻婆豆腐もうおしまい?」「そうだな~。美味かったもんね」「それはよかったわ」 そこで俺様はたたみかけたね。 「さすが麻婆豆腐、いいぞ麻婆豆腐!!」 ところがだよ。 「お父さん、それを言う相手は麻婆豆腐じゃないんじゃないの…
(1)昨年の今日「イヤホンつきのトランジスタ、冷房の効いた部屋のテレビ。それで夏の甲子園が分かってたまるか」と、言われてみればその通りである。鮮やかな色で、テレビの画面は、細部までとらえているが、何か足りない。球場から雲のようにわきあがる…
(1)昨日の今日小さな集団ではたがいにそれぞれの「得手不得手」がよくわかっているので、そのつど誰に任せればいいかもすぐに判断できる。コンプライアンス(命令遵守)を言うより、個々に勝手に動いても自ずと秩序が保たれるほうが心地よい。(鷲田清一…
山口さんの立場とご意見に共感し、賛同します。 科学者の大半が否定的な意見の中で合理的な説明なしに開催された東京オリンピックは開催されるべきではなかった。しかし頑張った参加選手達を応援し讃えるのは当然だと思います。 以下はあくまでも空想の話。 …
(1)昨年の今日詩を書くことは、他人の存在をどれだけ考えられるかと言うことでもあります。見過ごされ、打ちすごされていることに思いがはたらく人が詩人なのです。(「人生の贈りもの」詩人 金時鐘<キム・シジョン> 2020年8月8日付朝日新聞)*詩と…
(1)2年前の今日空気って読むものじゃなくて、吸って吐くものだと思うからドラマ「凪(なぎ)のお暇(いとま)」から(「折々のことば」 2020年7月31日日付朝日新聞) 折々のことば:1537 鷲田清一:朝日新聞デジタル (2)3年前の今日絵描きになるの…
(1)昨年の今日The greatest of faults, I should say, is to be conscious of none.[意味] 欠点の最大のものは、欠点をひとつも意識していないことだろう。(佐々木高政著『英文解釈考』(金子書房)p19)*英語で人生訓を学ぶ本から。受験生じゃないので…
僕は、平野さんのご意見(下のリンク先を参照してください)に概ね賛成です。東京オリンピックの開催に今でも反対しています。 ただし、五輪に参加している選手にまで一市民として、我々一般人と同じだけの良識を求め、自ら五輪を辞退するよう要請する(彼は…
(1)昨年の今日(安定した(水準の)翻訳を続けるコツは?と言う質問に対して)「自己愛を捨てることです」(柴田元幸さん、2020年通訳翻訳フォーラム基調セッション「僕は翻訳についてこう考えています」より) (2)2年前の今日向こう岸、見ているだけ…
(1)昨年の5月13日「社会は、百人百様の『要と急』で成り立つものなのかもしれません。……社会の『要と急』は、多くの人の事情が組み合わされてできています。それを最大公約数的に分けると、多数派で強い人の『不要不急』観だけが正しさとなりがちです」 ―…
「斎藤幸平さんが『SDGs(持続可能な開発目標)はアヘンだ』って言ってるわよね」 NHKの100分de名著でカール・マルクスを取り上げた回を見て以来、ウチのは斎藤さんファンでして、僕の参加している勉強会で先月テキストになった『人新生の「資本論」』を読ま…
(1)昨年の今日斎藤英和中辞典は斎藤秀三郎が一人の助手も用いずに書き上げたものである。(大村嘉吉著『斎藤秀三郎伝―その生涯と業績』吾妻書房 p400) (2)2年前の今日対内的には格差を拡大させ、分裂を強め続ける日本に未来がないのと同じように、対…
「ねえ、お父さん、東京オリンピックの理念の1つって『多様性と調和』だったっけ?」「そうだったかなー」「でもさ、そもそもオリンピックって、あとパラリンピックも、金メダルを目指して参加者が競争するんだよね」「そうだなー」「つまり、1つの基準に沿…
やっと居場所を見つけられた(1)昨年の今日私は「この街でやっと居場所を見つけられた」という人たちを何人も知っています。彼らが苦悩したとき、どんな言葉で救われるのか。……私だったら……「あなたはそのままでいい。何も悪くはないし、変わらなくていい…
(1)昨年の今日「オンラインで会議すると、若い社員ほどよく発言する。中間管理職は発言をしないで様子を見て、経営者の行きそうな方向に賛成するというんですね。それでわかったこと。中韓管理職は要らないということです」(「点検 コロナ後の世界 斉藤惇…
(1)昨年の今日「Youtubeは笑いのツボが違う」 伊集院光さん(2020年7月21日放送 テレビ東京「巷の噺」から)伊集院さん曰く、「たとえば(タレントの)はなわ君はスタッフと一緒にいろいろな企画を考えて(Youtube放送を)やったが、結局一番受けたのは、は…
(1)昨年の今日リベラリズムは「誰でも他人に迷惑をかけない限り自由にふるまえる」という思想だ。だが他人に危害を及ぼすならば、自由の制限もやむを得ない。感染症の広がりを防ぐ私権制限は、リベラリズムで正当化できる。(「チャラい政治哲学者」萱野稔…
(1)2020年7月22日(発展途上国の経済)問題を研究する過程で、私たちは多くを学んだ。……事実から目をそらさず、見てくれのいい対策や特効薬的な解決を疑ってかかり、自分の知識や理解につねに謙虚で誠実であること。そしておそらくいちばん重要なのは、ア…
責任に2種類ある。①自分のなすべき職務を逃げずに最後までやり遂げること。②起きてしまった失敗の原因を究明して周囲にきちんと説明し、報いを受けること。前者がresponsibility、後者がacccountabilityに近いのではないか。西村さん(および他の閣僚)に必…
普通に考えて「おかしい」理不尽なことがまかり通っているのは、この社会を(悪い意味での)「忖度」(上:この場合はおそらく教育委員会、その上の文部科学省の意向に逆らえないか、保身のために自ら進んで従おうとする貧乏根性)が支配している証拠だと思…
息子の会社で、ようやく在宅勤務手当が出ることになった。10月から月額2万円だそうです。高いんだか安いんだか・・・。何しろ入社以来ほとんど会社に出たことがないため定期代は元々支給されておらず、交通費は実費精算ということになっている。だがいちいち…
他のご家庭の経済生活についてこれまでで最もびっくりした話は、 「ウチのかみさん、俺が会社からいくらもらってるかを知らないんだ」という当時の直属の上司から聞いた話でした。結婚して確か6~7年目ぐらいだったかなあ。 「いや生活費をね、決まった額を…
(1)2020年7月16日 ·技術の目標とは、いまの技術水準から想定された延長戦にあるというより、むしろ人間の必要のためには現状から飛躍せざるを得ぬところに、本当の目標があるのでえはないか。(深代淳郎著『最後の深代淳郎の天声人語』(朝日文庫)p47)*…
(1)2020年7月14日 人間や制度のウソが誰の目にも明々白々となりながら、そのことに責任を持つ人たちが、自分のことは知らん顔で説教をする。こうしたことこそ道徳的退廃の最たるものだろう。(「エジプト文字」1974年6月26日)(『深代淳郎の天声人語』(朝…
東日本大震災時の民主党政権と、今の(安倍ー菅)自民党政権の比較はこんな感じ。 共通点:①集団としては無能で政府として機能できていない。②官僚を使いこなし切れていない。 相違点:③民主党は、起きた事柄にみっともない対応をしながらも、少なくとも誠実…
(1)昨年の今日「欲望に対する速度が遅いこと」。これが「品格」という言葉の最上の定義だ(楠木健著『室内生活 スローで過剰な読書論』晶文社p287)*品位とか品格って、自分の欲望をそのまま表に出さないことだと思っていたので、楠木さんの文章を読んで…
(1)昨年の今日「平成」を特徴付けてきたのはある種の崩壊感覚である。……(本書は)「平成時代」は存在したが、それは天皇の存在という理由によって一時代を成すのではないという立場をとる。「平成」をひとまとまりの「時代」とすることができるのは、そ…
(1)昨年の今日誠実な生き方というのは、他人の思惑など顧みることなく、ひたすら孤独のうちで磨かれるもの。だがそれがかならずや他人の心に響く。(鷲田清一「折々のことば」2020年7月8日付朝日新聞) 折々のことば:1869 鷲田清一:朝日新聞デジタ…
我が家の本の御用達、ヴィレッジヴァンガード西葛西店。 まあ、我が家の、というよりはウチのがこの店の雰囲気をお気に入りで、その割にはあまり混んでないみたいなので「応援したい!」と言って本を買うときはここで注文するようになって1年ぐらいになるの…