東日本大震災時の民主党政権と、今の(安倍ー菅)自民党政権の比較はこんな感じ。
共通点:
①集団としては無能で政府として機能できていない。
②官僚を使いこなし切れていない。
相違点:
③民主党は、起きた事柄にみっともない対応をしながらも、少なくとも誠実に対応しようとし、責任逃れをする姿勢が見えなかったのに対し、自民党政権は誰も自らは責任を取ろうとしない(東京オリンピックなんか、政治生命を賭けている人が皆無)。
④両政権とも人心は離れたが、前回は事前に期待していただけに情けなさ、あきらめの気持ちが強かったのに対し、今回は不誠実に対する怒りが大きいと思う。
⑤民主党は官僚を頭でコントロールしようとして(恐らく)官僚に馬鹿にされ、サポタージュされていたのに対し、自民党は人事権という力でねじ伏せたので気概と能力のある官僚がどんどん去ってしまい、能なしのヒラメ官僚ばかりが残ってしまった。
若手の政治家や役人の中にはまだまだ能力も見識のある方が大勢いらっしゃると思う。でも現有勢力が全体を支配していたのではだめだ。全体が腐ってしまう(すでに腐っている)。
もはや内閣改造などでは済まず、国会改造をしないと本当にこの国は壊れてしまうぞ。