金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

経験はコピーできない:7月16日に出会った言葉

(1)2020年7月16日  ·
技術の目標とは、いまの技術水準から想定された延長戦にあるというより、むしろ人間の必要のためには現状から飛躍せざるを得ぬところに、本当の目標があるのでえはないか。
(深代淳郎著『最後の深代淳郎の天声人語』(朝日文庫)p47)
*引用文は46年以上前に書かれた文章。当時は不可能と言われた厳格な排ガス規制「マスキー法」が日本企業のイノベーションを促したという話。今回はコロナウイルスがそういう役割を果たしているわけですね。

(2)2019年7月16日  ·
経験はコピーできない
(『ゼロから作るDeep Learning ❷ ―自然言語処理編』(斎藤康毅著、オライリージャパン))の帯より)
*「作る経験はコピーできない――手を動かして作り、時間をかけて考えた経験こそ、いつの時代でも価値がある」
がフルコピー。佐宗邦威さんの『直観と論理をつなぐ思考法』の主張と同じだな、と30秒ほどつい見入ってしまった。

(3))2018年7月16日  ·
巨大企業なのに人も組織もどこかビジネスの色に染まり切らない。ユニークな集団  
無印良品についての記述から ― 2018年7月16日付日本経済新聞「春秋」より)

春秋: 日本経済新聞 (有料記事です)

(4)2017年7月16日
民謡は個人の思いをひたぶるにのべる叙情詩とは違い、作の背後に複数の人がいる。
大岡信著『第四 折々のうた』(岩波新書)p154)

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