金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)⑧

(1)昨年の今日
誠実な生き方というのは、他人の思惑など顧みることなく、ひたすら孤独のうちで磨かれるもの。だがそれがかならずや他人の心に響く。
鷲田清一「折々のことば」2020年7月8日付朝日新聞

折々のことば:1869 鷲田清一:朝日新聞デジタル

*引用句は論語の「子の曰(のたま)わく、徳は孤ならず。必らず鄰(となり)あり」の現代語訳だそうです。他人の評価を気にせずに生きることが誠実と言われると、なかなか難しいですが、本末転倒にはなりたくないと思いました。

(2)2年前の今日
著述家の浅羽通明さんは「左派やリベラルは知識人。頭でつながっている人たちです。自分が一番頭がいいと思っているので、衝突する……(逆に)政権支持派は胃袋でつながっている。権力についていることが目的化しているので、否応なくまとまる。自分を殺せる」
(「リベラルは共闘下手?――論客に『味方』から批判、『多様な理想』実現する難しさ」 2019年7月10日付朝日新聞

*実にわかりやすい。かつて民主党政権時代、政権与党が「学級会みたい」と言われ、「決められない政治」との不満が取りざたされていたことを改めて思い出しました。

(3)3年前の今日
手はエネルギーの出入り口。だからきれいにしておきましょう。
(矢作直樹著『自分を休ませる練習  しなやかに生きるためのマインドフルネス』 文響社 (2017年)p113)

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(4)4年前の今日
教育は絶対に自分だけで完結させることができない仕事だ。必ず「誰か」に引き継いでもらわなければならない。
(2017年7月10日付日本経済新聞 14面 教育面「挑む」より)