(1)昨年の今日
誠実な生き方というのは、他人の思惑など顧みることなく、ひたすら孤独のうちで磨かれるもの。だがそれがかならずや他人の心に響く。
(鷲田清一「折々のことば」2020年7月8日付朝日新聞)
*引用句は論語の「子の曰(のたま)わく、徳は孤ならず。必らず鄰(となり)あり」の現代語訳だそうです。他人の評価を気にせずに生きることが誠実と言われると、なかなか難しいですが、本末転倒にはなりたくないと思いました。
(2)2年前の今日
著述家の浅羽通明さんは「左派やリベラルは知識人。頭でつながっている人たちです。自分が一番頭がいいと思っているので、衝突する……(逆に)政権支持派は胃袋でつながっている。権力についていることが目的化しているので、否応なくまとまる。自分を殺せる」
(「リベラルは共闘下手?――論客に『味方』から批判、『多様な理想』実現する難しさ」 2019年7月10日付朝日新聞)
*実にわかりやすい。かつて民主党政権時代、政権与党が「学級会みたい」と言われ、「決められない政治」との不満が取りざたされていたことを改めて思い出しました。
(3)3年前の今日
手はエネルギーの出入り口。だからきれいにしておきましょう。
(矢作直樹著『自分を休ませる練習 しなやかに生きるためのマインドフルネス』 文響社 (2017年)p113)
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(4)4年前の今日
教育は絶対に自分だけで完結させることができない仕事だ。必ず「誰か」に引き継いでもらわなければならない。
(2017年7月10日付日本経済新聞 14面 教育面「挑む」より)