金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

出会った言葉(昨年~3年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)㉒

(1)昨年の5月13日
「社会は、百人百様の『要と急』で成り立つものなのかもしれません。……社会の『要と急』は、多くの人の事情が組み合わされてできています。それを最大公約数的に分けると、多数派で強い人の『不要不急』観だけが正しさとなりがちです」 ―末井昭さん(エッセイスト)
(「正しさ」に苦しむ弱者も 2020年5月13日付朝日新聞

(2)2年前の今日
「正義の人」より「ただの人」たれ、声高に運動するより、礼節ある無関心の方がどれほどましかわからない。関川夏央(随想集『「ただの人」の人生』から)
(「折々のことば」本日付朝日新聞
*確かにそうなんだけど、この言葉は世の中全体に対する楽観論というか性善説に立っているから言える言葉ではないか。つまり、「世の中には変な人もいるけど、全体としてはよい方向に向かっている」という前提だ。今はそうなのだろうか?とこの文章を読んで思いました。僕ならこう言うかな。
「正義の人」より「ただの人」たれ、声高に運動する必要はないけれど、礼節を失わず関心を持ち続けたい。その方がどれほどましかわからない。

(3)3年前の今日
 会社に限らず、「私の職」に出合うには、好奇心が欠かせない。好きでたまらない何かを見つけるのを助けてくれる。そんな仕事について経験を積めば、「生きていくのに必要な充実感や人間としての誇り」(『新13歳のハローワーク』)も得られる。

 その際、私個人が主導権を取りもどすにつれて、仕事と趣味や遊びの境界は、限りなくあいまいになっていく。
(「会社で働くって何?――『私の職』との出合い 生きる手応え得る」 編集委員 玉利伸吾 2018年7月30日付日本経済新聞