金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

東京オリンピックの開催に反対します。ただし参加した選手たちには喝采を送りたい

僕は、平野さんのご意見(下のリンク先を参照してください)に概ね賛成です。東京オリンピックの開催に今でも反対しています。

ただし、五輪に参加している選手にまで一市民として、我々一般人と同じだけの良識を求め、自ら五輪を辞退するよう要請する(彼はそこまで言っていないが含意していると思う)のは無理だと思う。

彼らが東京五輪に参加しないこと、即ち東京五輪を開催しない(日本選手が参加しない東京五輪はあり得ないという前提です)という判断は国家(あるいは各国の五輪委員会?)によってなされるべきで、そしてその判断は彼らを含む日本国民の多数意見によって担保されなければならなかった。

ところが不幸なことに、多くの国民の意思に反する形で東京五輪の開催が国によって決定され、選手は代表であるが故に参加する。国がそう決定したのに、それに出場する彼らだけを批判するのは酷すぎると思う。だって彼らはオリンピックに出場して勝つために人生を賭けてきたのであって、そこには一般国民とは違う意思や判断があっても当然だからだ。我々一般国民は、選手を素直な気持ちで応援し、彼らの姿勢に感動し、メダルを取ってくれれば、不幸にして開催されてしまった東京五輪で実現した「不幸中の幸い」として大いに喜べばいいと思う。

なお、自らの判断でこの東京五輪に反対し、その意思を示すために自ら出場を辞退する自由は選手にはあるし、そういう選手を批判する権利は誰にもない。その一方で、五輪開催に反対する人たちが、参加した選手たちを非難するのは、彼らの置かれた立場や強烈なプレッシャーを考えれば、フェアではないと僕は思う。

平野さんの文章を読んでそう思いました。

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