2021-01-01から1年間の記事一覧
テーマは「産業翻訳で求められる日本語力とは?」 でも、別に金融翻訳で求められる特別な日本語力があるとも思えないし、もしあるとすればそれはかなり特殊な業界用語や言い回しになってしまうもので、それは仕事の中で覚えておけばよいと考えます。そこでも…
(1)2年前の今日筆者の20年にわたるコンサルティング業界での経験から、コンサルティング会社に未来予測を依頼してくる会社は、大体その後でどこかと合併するか、急速に業績を低下させることが多いと感じている。(『ニュータイプ時代―新時代を生き抜く24…
「自分は出版書籍を手がけているのだから図書館で借りるのではなく書店で買う」という話を聞いて以前はなるほどと思い、そうしていた時期もあるのだが、ここ5年くらいで考えが変わった。 自分が気になる本があるとまず図書館で借りて読み、面白いと返却して…
(1)昨年の今日子どもは、大人の都合で人生を左右されるものである。(竹富利亜「イシグロの内なる世界」『ユリイカ』2017年12月号特集「カズオ・イシグロの世界」p62)*引用文は、カズオ・イシグロ自身が親の都合でイギリスに行き、2年ぐらいで戻ってく…
今朝7時頃、散歩がてら西葛西駅まで(片道1.5キロぐらいかな)新聞を買いに行ったんです。あるイベントについて今日の新聞各紙がどう報じているのかを調べたくて。 朝日と日経は定期購読しているので、毎日、読売、産経、東京、それにJapan Timesと・・・あ…
(1)2年前の今日① ジャーナリズムは「範例」であり続けることが重要な存在意義である。*山腰修三さんは、慶応大学准教授(ジャーナリズム論、政治社会学)(「山腰修三のメディア私評」2019年11月15日付朝日新聞)② 「暴力的な言葉を投げつけるのは、相手…
(1)3年前の今日不敬問題を錦の御旗にして人身攻撃を加えるのが、暗い時代の前奏曲だった。不思議なことだが、なにかあるとすぐ「天皇陛下」を持ち出す人ほど、天皇を政治的あるいは党派的な道具にした人たちだった。昭和49年(1974年)2月18日(「錯覚発…
SNS上での意見交換は本質的に「ご飯論法」の応酬になるので、まともな議論は成立しない。 ・自分の意見や感想は「言いっ放し」が基本。・だれかの意見に対するコメントは「賛成」した場合のみ。・反対したい場合でも、書き手の意図を尊重し、いきなりの否定…
つい15分ぐらい前の話。 日ごろの運動不足を解消すべく早歩きをしていると、マルエツの駐輪場でインド人の男の子(5,6歳かなあ)が婦人用自転車のお尻の部分をつかんでなにやらもぞもぞ動いている。 最初は遊んでいるのかな、と思って通り過ぎようとした…
「少なくとも10個ぐらいは『これは発明だ』と思えるアイデアがないと、1本の映画にならないんですよ」 新海誠さん(My Story 2019年11月10日付日本経済新聞より) 「これは発明だ」とおっしゃった言葉の意味がほんの少し分かるような気がするのは、『金融英…
文学の場合には日本文学か翻訳かを分けて考えるのは理解できる。でもノンフィクションの場合に、読者はわざわざ翻訳書か否かを区別して読み、選ぶのだろうか?「ノンフィクションの翻訳書で今年はどれがよかったですか?」というアンケートが来る毎年この時…
今はむかしむかし・・・ 「幼稚園のころ、SさんとこのKちゃん、しょっちゅう預かってたのよ。奥さんパートに出ていたし、いくつものサークルに入ってたから。『今日おねがーい』『いいよ~』って感じで。月に3回ぐらい?クラスメートだからね。遊ばせておけ…
(1)2年前の今日「この試合、ずっと見ていたい」 長谷川穂積さん(世界3階級制覇の元世界チャンピオン)(フジテレビ 「ボクシング・WBSS決勝、WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」放送(2019年11月8日から))*夕食後、井上対ドネアの録画…
先日、歯医者に行った後薬局に立ち寄った時の実話。 薬局の女主人「鈴木さーん」「はい」女主人「はい、ではこれが化膿止めと痛み止めのお薬です。570円ね」私お金を渡す。私の顔を見てニッコリ笑い「お久しぶりですね」「あ、はい、どうも」と私。「お元気…
(1)昨年の今日「直訳か意訳か」というのは学生からよく受ける質問であるが、「原文と違うもの」が訳ではないのと同時に「日本語だけを読んだのでは分からないもの」も訳ではないのである。この矛盾した要求を個々の場面でどう調和させるか。(伊藤和夫著『…
(1)3年前の今日欠点を直すことに一生懸命にならない 羽生善治……欠点は多くは「長所の裏返し」。それを無理に矯正すれば「自分のかたちに何か狂いが生じ、調子が落ちてしまう」と将棋棋士はいう。(「折々のことば」 11月4日付朝日新聞より) www.asahi.co…
(1)3年前の今日欠点を直すことに一生懸命にならない 羽生善治……欠点は多くは「長所の裏返し」。それを無理に矯正すれば「自分のかたちに何か狂いが生じ、調子が落ちてしまう」と将棋棋士はいう。(「折々のことば」 11月4日付朝日新聞より) www.asahi.co…
ビジネス英語教育をリードしているQ-Leap様から委託を受けている連載記事の第5回。 日本のマスコミに登場したのが米英に5年遅れ、今や3年遅れてようやくバズワード化した「Z世代」。今回はそのルーツを調べました。皆様のお子様の中にはその次の「アルファ…
(1)2年前の今日(イノベーターとして高く評価されている人々へのインタビューを通じてわかったのは)常に「こういう問題が解決できたら素晴らしい」「こういうことが可能になったら痛快だ」という具体的な「解決したい問題」が明確にあり、それを解決する…
僕は必要があって購読紙/誌誌を検索して記事を探すことがあるのですが、見つからないことが結構ある。「スクラップブックに残るような記事」を目指しているという日本経済新聞ですらそうだ。恐らく何らかの事情で記事が削除されているのだろう。それは仕方…
(1)昨年の今日技量や熟練は個人が時間をかけて磨き上げるもので、後進は見て覚えるしかない。高度な技術(注:テクノロジー)による製品を使いこなせても、そもそも体で計る力がなければ、世界に深く分け入れない。(鷲田清一「折々のことば」2020年11月4…
(1)昨年の今日学術的には、従業員を幸せにする経営の有効性として様々なエビデンスが得られています。幸せな従業員は不幸せな従業員よりも創造性が3倍高い、生産性が30%高い、欠勤率や離職率が低い、といったことです。幸せな従業員はエンゲージメント(…
週に3~4回、ランチの後に散歩がてら近所の公園まで歩いて「鉄棒ぶら下がり」をしています。 今日も気候がよかったので出かけた。帰りにセブンイレブンでコーヒーでも買って帰ろうかと思ってね。 そうしたら公園で中学生ぐらいの男の子が一人でサッカーの練…
(1)昨年の今日「なるほど、そういうことか……」は、物事の具体的な細部の記述から採集されることがほとんどだからである。本質は細部に宿り、細部にこそ現れる。俯瞰的な概論をなぞっている酒では、なかなか得心に至らない。(楠木健著『室内生活 スローで…
(1)昨年の今日他人にものを教える設定でしかコミュニケーションを取れない人がいますね。(小田嶋隆選、武田砂鉄編『災間の唄』株式会社サイゾーp55)*要するに「上から目線」ということ。昔、よく妻から言われていた(もちろんネガティブな意味で)言葉…
(1)昨年の今日自分のできないことをどんどんつぶしていって、できることを増やしていくのが仕事の人もいるんだけれども、でもあえてそこをせずに、できないことをそのままにするっていう覚悟の決め方、そういう立ち位置もひょっとしてあるんじゃないか。…
(1)3年前の今日カード社会の問題点はこれまでも指摘されてきた。カード払いでは現金で支払う場合のような心理的縛りがなくなり、使い過ぎてしまうのだ。米国のある研究者の実験では、1台のトースターに対して、カードが利用できる環境の被験者は現金のみ…
昨日は朝からぶっ続けで書籍(予定通り11月に出ます)の2校ゲラの修正。昨日が締め切りで出版社からは受け取りに払いの宅配便の送り状をもらっていたのだが、腰を据えて取り組める最後の日が昨日だったので初校に引き続き昨日も自分で持っていくことに。2校…
(1)3年前の今日模倣を重ねる先に、独自の美が生まれる。(天声人語 2018年10月28日付朝日新聞) (2)4年前の今日どこへ行くのかが分からなくなったときは、自分がどこから来たのかを知りたくなる。日本人全体がいま、そんな道中にさしかかっているのか…
出会った言葉:「砂糖をお使いになりますか」という表現にも慣れることができない。砂糖は道具でも召使いでもない。コーヒーの中に入れる以外は使い道がないのに、わざわざ「使う」と言って、他の使い方のある可能性を確保しているところがおかしい。 (多和…