金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「人の弱さを包み込めない者は、知らぬ間に己をも干からびさせている」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(2021年11月)

(1)昨年の今日
他人にものを教える設定でしかコミュニケーションを取れない人がいますね。
小田嶋隆選、武田砂鉄編『災間の唄』株式会社サイゾーp55)
*要するに「上から目線」ということ。昔、よく妻から言われていた(もちろんネガティブな意味で)言葉です。人間修行も積んだおかげか、最近はすくなくなりましたが。

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(2)2年前の今日
人の弱さを包み込めない者は、知らぬ間に己をも干からびさせている。
鷲田清一「折々のことば」2019年11月1日付朝日新聞
*「人の弱さを包み込めない」とはやや抽象的ですが、「他人の悪口を言う(書く)、悪い噂話をする」と読み替えられるのではないか、と思いました。変な被害者意識を持たずに、自分を反省する言葉としたい。

(3)3年前の今日
未来は人々の前にではなく足下にある。
(折々のことば 2018年11月1日付朝日新聞より)

(4)4年前の今日
僕は「性的少数者」という言葉を使うことに、罪悪感とためらいがある。どんなに慎重に書こうとも、自分は多数派であるという思い上がりがどこかに潜んでいるからだ。
後藤正文の朝からロック「表現の自由に含まれるもの」2017年11月1日付朝日新聞より