金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「何ができるか、できないかではなく、何をしたいか、どうありたいかに重心を移せ」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(107)

(1)昨年の今日
「なるほど、そういうことか……」は、物事の具体的な細部の記述から採集されることがほとんどだからである。本質は細部に宿り、細部にこそ現れる。俯瞰的な概論をなぞっている酒では、なかなか得心に至らない。
(楠木健著『室内生活 スローで過剰な読書論』晶文社p357)
*最近、「総合的、俯瞰的」ということばをよく耳にしていますが、著者はそれでは本質に迫れない、と。昨年末に出た本ですが、ちょうどタイミングがよいと思ったので。

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(2)3年前の今日
手塚治虫は)アシスタントたちを片っ端からつかまえ、こうも聞いたという。「どうだ、おれの絵、このごろどう思う? 古くないか? マンネリか? 見飽きたか? はっきりいってくれ、おれの絵はもうおしまいなのか?」。
天声人語 2018年11月2日付朝日新聞より)

(3)4年前の今日
何ができるか、できないかではなく、何をしたいか、どうありたいかに重心を移せ
(岡本太郎さん 2017年11月2日付朝日新聞「折々のことば」より)