金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

家族のこと

散歩のコースを変える:ほしい物が手に入りにくかった頃(2)(2020年4月13日)

「お父さん、これからはあんまり薬局に行かなくていいわよ。というかあんまり行かないでほしいの」 ランチタイムに「昨日の成果」について自慢たらたら話している僕に相方は言った。「え、そうなの?ついでだぜ」 「お父さんの気持ちは嬉しいのよ。でもね、…

コロナ「前」と「後」で変わったこと

「コロナウイルス騒動の前と今で、お父さんほど生活パターンが変わっていない人も珍しいんじゃない?」 「確かに、ちょっと買い物の回数が増えた以外は、起きる時間も寝る時間も仕事も休憩も何も変わってないな。でも俺の同業者は皆似たようなものだろう」 …

俺たちに移すな(子どもたちに伝えたこと)

「いいか、ここで誤解のないようにはっきり言っておく。 君たち(長男、次男)はもう大人だ。君たちが感染するかしないかは君たちの自己責任で対処してくれ。俺と母さんは君たちの心配はするが面倒は見られない。 そして何より俺たちに移すな。俺たちは若く…

心配する側、される側

「おかあさ~ん、今月末に予定されていたU先生(1945年生)の勉強会延期になりました。ほら、U先生もうお年だし」 「それはよかったじゃない」 「まあ、俺たちだけだったら大丈夫だったんだけど、先生はお年だからな~。コロナで心配だろ」 「お父さん・・・…

さすが防災リュック(実に下らない話です)(2020年3月12日)

昨晩、夕食時に相方が突然言い出した。「お父さん、防災リュックにマスクが入っているかも!」「どうして・・・?」「今日、Iさん(サークル仲間)から『ウチ、防災バッグ探したら出てきたのよ』って言われたの」・・・と言うと納戸に行き、一枚の紙を持って…

ロックダウン2カ月前の家族旅行(の準備風景)(2020年2月9日)

「お父さん、ナップザックになんで『ポケット版人生ゲーム』が入ってるの?」「ああ、それか、今度の旅行に持って行こうと思ってね」 先日妻以外の親子3人で飲んだ折、前回の台風の夜に家族でやった人生ゲームがあまりに面白かったので、旅行の時にまたやり…

今でもこんなゼミあり(2020年1月)。

卒業を控えた息子がスマホから次のような内容の「ゼミ案内」を見せてくれた。1学年↓の(今度4年生になる)ゼミ志願生向けのメッセージである。 (ここから)Nゼミの入室に当たっては次の2項目の順守を条件とするので、志望する学生はよくよく考えてから申し…

おかしいな?と思ったらまず「間違っているのは自分」と考える

間違っているのは自分。(今朝、妻より) 毎朝、翻訳ストレッチの前に朝日と日経に30~40分目を通す習慣。茶を入れて玄関の新聞受けに手をやるとない。ねんのために玄関を開けて外から見てもない。昨日は高校合唱部の同期会があったので寝坊。すでに7時を過…

データサイエンティスト就職市場(2019年9月時点)

最近「ハッカソン」というプログラマーのコンテストによく参加している息子(大4、数学科)が、昨日帰宅して言っていた話が面白かった。 ・参加者20名。対象は学生。参加費は無料。1日または2日。 ・自分と同じテーブルに座った他の4名は、全員関西だった。…

「昨日の夕飯どこで食べたの?」(2019年8月)

「昨日の夕飯どこで食べたの?」 昨日は私以外の家族が全員ツレの実家に行き、私は一人で仕事をしていた。 「あ~『末っ子』」 この店は地元では有名な、餃子とラーメンの美味い店である。本当は、どこか居酒屋か焼き肉屋でも行ってのんびり呑もうかなあと思…

就活生へのアドバイス

大学生(息子)の就職活動にちょっと関わりました。同じような経験をする方もいらっしゃるかもしれないので、僕がしたアドバイスをいくつか。 (1)落ちて当たり前と思え。(2)面白そうな会社にはどんどん応募せよ。(3)インターンへの応募は就活と同じ…

息子の就職活動に関わって(2019年7月)

大学生の就職活動にちょっと関わりました。同じような経験をする方もいらっしゃるかもしれないので、僕がしたアドバイスをいくつか。 (1)落ちて当たり前と思え。(2)面白そうな会社にはどんどん応募せよ。(3)インターンへの応募は就活と同じと思い、…

「お父さんみたいになっちゃだめよ」(2019年5月)

今日の朝食時、就活中の次男からいきなり尋ねられた。 「お父さん、『今日は仕事やる気にならないなあ』って思うことない?」「う~ん・・・・」「すぐに返事しないってことは、ないんだね、お父さんにはそんなこと」「・・・いやいや、あるある。体調が優れ…

こわもてオヤジの悲哀(2019年4月)

「おい、お父さんて怖いか?」 昨日の夕食時に聞いてみた。 「怖いね・・・でも慣れた」と大学生の息子。「怖いわよ・・・あたし、今でも慣れないもん」と結婚30年超の妻。「そうか~。僕は普通にしゃべっている(書いている)つもりなんだけどな~」「お父…

嫌われる理由(2019年3月12日)

「いいか~、このシーンを見ろ。安藤サクラがやや猫背になっているだろ」「ホントだね」「ここに60歳という年齢をさりげなく出してるんだ。立ち居振る舞いの一つ一つに『60歳』が出てるだろ?しかもこの髪のネット。この年齢の女性は寝る前にこれをつけてた…

最もうれしかったこと(2019年1月10日)

「お父さんがこれまで私にしてくれたことの中で、最もうれしいことってなんだかわかる?」 昨日の夕食後に唐突に言われた。 「今してくれていること・・・夕食後の皿洗いよ」 きっかけは何だったろう。半年ほど前に妻が体調を崩したことではなかったか。喜ん…

「ワン・ツー・スリーで『よかったね』日記」(相方より)(2018年12月6日)

1.毎晩、寝る前に「今日はどんないいことがあったかしら?」と考える。3つ思いつくようにする。素直にいいことがあればそれにする。みつからないなと思ったらどんなことでも「いいこと」にしてしまう。たとえば「今日失敗しちゃったな」と思ったら「あ~こ…

学卒はポテンシャル、院卒は成果物

ウチの息子、昨日インターン先の先輩(学卒で就職、その後借金して留学)から「院卒なら成果物を見るけど、学卒ならポテンシャルだから、卒業して就職なら『何を学んできたか』を重視した方がいいよ」と言われて帰って来た。なるほど文系と理系は違うなと感…

I love you.をどう訳す?

ウチの家族の場合を振り返ってみると・・・ (1)(「行ってきまーす」に対する)「行ってらっしゃーい」「ただいまー」に対する)「おかえりなさーい」 とか、 (2)「ご飯よー」(妻から私)かな?では僕から妻は?:「いただきます」だろうか?いや、「…

致命的なミス(2018年5月)

*以下は、ある「事件」が起きる前、直後、2時間後の出来事である。あまりにもくだらないので、お忙しい方はスルーを願いたい。 その1.本日は「嫁のいぬ間の」なんとやら、西葛西駅前にある「からし屋」で「背脂たっぶりラーメン」を食べ、ついでに30分以…

無理しない

出会った言葉:「お父さん、昨日から今日まで一度も『忙しい』って言わなかったね。(「そうだったかな?」)そうだよ。アタシ、それだけで心がホっとする。救われたような気分になるの。どうもありがとう」(昨日、妻より) (後記)3年前に比べるとこうい…

営業日誌(2018年4月)

皆様、昨日の「ちょっと自慢:家計簿32年」の書き込みに暖かいコメントありがとうございました。我が家はここ数年段階的に震災対策をしてきたのですが、唯一残っているのが「今大地震が起きたらお父さんは間違いなく落ちてきた本で死ぬ」と呼ばれている私の…

我が家のプチ自慢

本日、我が家には結婚以来32年間のすべての家計簿が残っていることが判明しました。しかも同じ業者の同じ型番の家計簿。 あと200年ぐらいしたら歴史的資料「翻訳士の家計簿」になるかも! (余談)ちなみに結婚後のサラリーマン時代の給与明細書もすべて残っ…

自分は子どもからどう見えているのか?(2018年2月28日)

おはようございます。 出会った言葉:本日は「リアル」2題。誰もが未来を見通せないから、言葉に詰まったり、表情が曇ったり、行動に迷いが出たりする。人生のリアルはその不確定にある。(「折々のことば」本日付朝日新聞より) 眉間にしわを寄せて涙を流し…

自慢せいや!(2018年2月)

(以下は、忙しさから逃れたい一心で書いたくだらない書き込みです。お忙しい方はスルーを・・・) 「できた~!!」 夕食後に何やらスマホをいじっていた息子(大学2年生)が叫んだ。大手予備校K塾(息子が浪人時代に1年すごした予備校)の「模擬試験採点バ…

「あら、ばれちゃった?」(2018年1月)

以下は実にくだらないお話しなので、忙しい方は読んではいけない。このオレ様が必死に仕事をしていると部屋の後ろのドアが開いた。 「お父さん、大変なことに気がついちゃったの・・・」 いかにも不機嫌そうな声で振り返らずに答える私である。 「な、なんだ…

「いい夫婦の日」に (2017年11月)

「お父さん、今日甘い物食べたでしょ」それはいきなり、予想もしない方向から来た。昨日の夕食時、次男の誕生祝いの食事会の席だった。「いえ、食べてません」僕は手を口元に持って行くのをグッとこらえてこう答えた。(3時間前にセブンイレブンで食べた大福…

TOEIC申し込みを押し切られる

昨日仕事をしている私の後ろから声をかけられた。 「お父さん、TOEIC申し込めるよ」 「え、あ、そうだった?・・・で、いつ?」 「9月10日」 「え、あ、仕事が・・・・・・あ、いや月末じゃねえか」 「約束だよ」「わかった。申し込んでおこう」 「今、申し…

「ちょっと前のアタシ、ナイス!」

「ちょっと前のアタシ、ナイス!」と妻がニコニコしていた。「何ですか、それ?」 「今日ね、朝から洗濯、掃除、ゴミ出し、生協への発注、請求書書きをてきぱき、ほぼ同時に進められたのよ」「ほ~それはそれは」「でもね、それをしているときは、結構夢中で…

YAWARAの季節

我が家はなぜかオリンピックの季節になると、毎回いつもだれかが『YAWARA』を読み始める。最初は妻だったんじゃないかな。それが子どもたちに伝染し、今はオリンピックの途中ぐらいから1カ月ぐらいかかって、家族全員がYAWARAを1,2周りする(全28巻)。そ…