以下は実にくだらないお話しなので、忙しい方は読んではいけない。
このオレ様が必死に仕事をしていると部屋の後ろのドアが開いた。
「お父さん、大変なことに気がついちゃったの・・・」
いかにも不機嫌そうな声で振り返らずに答える私である。
「な、なんだ・・・」
「お豆腐を買ってくるのを忘れちゃったのよ」
「あ~そうですか」
「時間・・・ないよね?」
「そ、それは、この僕に『買ってこい』っていう意味だね?」
「あら、ばれちゃった?」
こういう時はわざとボケる相方である。
「・・・わ、わかったよ・・・で、風呂は誰かがやってくれるんだろうな?」
風呂笑い、いや風呂洗いは、トイレ掃除、ゴミ出し、卵焼き焼き係、そして最近加わった夕食後の皿洗いと並ぶ私の「5大家事」の一つなのだ。
「も、もちろんよ。Hにやらせるわ」「よし」
「それとね・・・」
(え、まだある?)
「お買い物行ってくれたら、さっきリサイクルで売れたヘッドホン代金の1500円をお父さんにあげる」
「ヨッシャー、では行ってきます!!」「ありがとー」
1500円で簡単に転んだオレ様であった。
では行ってきます。