金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「人生の主役は自分」:6月5日に出会った言葉

(1)2020年6月5日  
昨今、日本ではさまざまな企業によるコンプアイアンス違反が続出しています。この現象は一般的には「日本企業のモラル低下」を示していると考えられがちですが、ことはそう単純ではありません。
もしかしたら、今まで隠蔽されて闇に葬られてきた不祥事が、多くの「無名の人」たちによってリークされるようになったことで表面化してきた、と考えることもできるからです。
(山口周著『ニュータイプ時代―新時代を生き抜く24の思考・行動様式』(ダイヤモンド社)p321)
今日の引用句、もちろん現在の政治にも言えるわけですが、これを読んで、「現在の政治は別に劣化したのではなく、以前からヒドかった政治のウラ側が多くの無名の人たちによってリークされるようになったことで表面化してきたのかも、と思った次第。アベさんやアソウさんにしてみれば、自分たちの公私混同や一部民間とのズブズブの関係なんて、自分たちの親や爺さんに比べればカワイイものだと思っているのかも。

(2)2019年6月5日  
かつてなら曖昧なまま次の話題に移ったが、ネット社会はすぐに正解を求め、スッキリしようとするわけだ。もっと複雑な、もっと微妙なものがこぼれ落ちていくかもしれない。
(「春秋」本日付日本経済新聞より)

www.nikkei.com

(3)2018年6月5日 
役人が公文書を改竄することは、アメフトでいえばボールを投げ終わったQBへの後方からのタックルに相当する。それほどまでにゲームの流れと乖離した反則は、チーム首脳の指示抜きには考えられない。してみると、財務省ならびに政府の対応は、散々批判されている日大の事後処理より数層倍悪質だ。
(引用終わり)
小田嶋隆@tako_ashiさんのツイートより。

(4)2018年6月5日
いやだなあと思うなら、引き受けない。
感情を乱されるようなら、付き合わない。
だれかの勝手な思考や感情に、振り回されない。
人生の主役は自分です。
(『自分を休ませる練習』p158)