金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「初心者をバカにするな。新しい事に挑戦しようとしてる人のどこにバカにする要素がある?」12月2日に出会った言葉から

(1)2019年12月2日
「1000人に1人、障がい者が生まれる。ですからその1人を999人が支えるのは当然のこと」 横浜市の重度障がい者施設の日浦美智江施設長
(「池森賢二 私の履歴書 (29) 次の人生舞台 若者が活躍できる場作る 奨学財団を創設 起業家支援も」 11月30日付日本経済新聞 *池森さんはファンケル会長)
本日の言葉:引用句にショックを受けた池森さんは、自分も何かを始めようと思ったものの「実は障がいのある人々と最初に出会ったときは正直、慣れなかった。重度の障がい者の頬に付いたご飯粒を食べる介護者のようにはとてもできそうになかった」とのこと。その正直な語り口には感銘を受けた(もちろん、当初のそうした気持ちはなくなっていった、とも)。

自分にできること、できないことは何かに気づかされた言葉。普段の生活のなかでもっと周りを見る心の余裕を持ちたいと思った。
よい1日を!

(2)2018年12月2日
「難ありセール」
湘南のあるデパートで「難ありセール」というのを始めたら、なかなか好評だったそうだ。売りに出された品物は、どれも少々難点がある。だから荷札のような「欠点表示票」が、一つ一つの品につけてある。
……(中略)……
社会にしても、人間にしても、完全無欠なものがこの世に在るはずはないと知っているから、欠点を欠点として知ったうえで、選択が与えられるものにかえって人間味を感ずることがある。
イメージ作りに趣向をこらし、威勢のよいことを絶叫する選挙演説を聴きながら「難あり候補」でもよいと思った。世の中が一晩でよくなるようなことを言わず、正直に自分の抱負を述べる人がいたら、いわれなくても一票を投じたい。(1974年6月15日)
(「難ありセール」『深代惇郎天声人語』p88)

(3)2017年12月2日
初心者をバカにするな。新しい事に挑戦しようとしてる人のどこにバカにする要素がある?むしろカッコいいだろ。せっかく頑張ろうって気になってる人を傷付けてやる気削ぐ様な真似すんな。初心者がダメなら地球上の人間誰も何も始めらんねーじゃねーか。誰だって最初は初心者。何も恥ずべき事じゃない。
(11月30日のTestosterone‏ @badassceoさんのツイートから)