金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「怖いのは善意に基づく流言飛語の拡散です」:4月22日に出会った言葉

(1)2019年4月22日  ·
……僕も創業者なので、会社に関わるみんなの幸せを実現したいとか、自然に乗っ取った経営をしたいという思いがある。
 でも、それを理念として掲げたら、僕のエゴをみんなに押しつける事になってしまう。
 僕は自分なりに会社のことを考えて行動し、メンバー一人ひとりもそれぞれの考えで行動する。
 その結果、会社があるべき方向に進んでいくことが、重要だと思うのだ。
……
 計画を立てて進めるのではなく自然に委ねる。具体的には会社に関わるみんなで考え、みんなで実行した結果として、今があるのだと言うことは強調しておきたい。
(『管理なしで組織を育てる』武井浩三著 大和書房pp155-156)

(2)2018年4月22日  
読まない、開かない、手入れをしない本の集積はお父さんの見栄。そうでなければ、快適な仕事空間を阻害するだけの迷惑なゴミ。
(昨日、妻より)

(3)2017年4月22日  ·
恋をするのは簡単だが、愛し抜くのは難しい
(本日付日経新聞 最終面 遠藤周作「罪の意識」より)

(4)2016年4月22日  
「善意に基づく流言飛語が最も広がる」
FM東京を聞いていたら災害時の流言飛語について解説員が話している内容を聞いてハッとする。「一番伝わりやすいのは、悪意に基づく中傷や非難ではありません。大半の人々には常識があるので、そういう情報は一定程度で止まるのです。怖いのは善意に基づく流言飛語の拡散です。『ここが避難地です』という文章を読んで、『助けなきゃ』と善意から行うリツイートやシェア。これって、自分が見てもいない誤った情報をいたずらに広げてかえって現地の人々を混乱させてしまう可能性があるので注意しましょう」
自分が恥ずかしくなった。大反省。俺も何回か無自覚にリツイート/シェアしてた。
気をつけます。