(1)2019年6月14日
好きな絵画作品を選んだら、これをまずは逆さまにしてみよう。……意味のない線や色の集まりに見えてくるはずだ。目に見えた物が既知のカテゴリーで理解できるとき、僕らはすぐに言語脳になってしまう……しかし、これを倒立させてしまえば、意味を壊すことができる。イメージ脳のまま、これを線の集合としてみて、「見えたまま」を描き写してみよう。このやり方だと、意外と模写がうまくいくはずだ。
(「言語脳を遮断する『逆さまスイッチ』」『直感と論理をつなぐ方法』p152、佐宗邦威著、ダイヤモンド社)
(2)2018年6月14日
感想戦は負けた側のためにある。 森 雞二
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ふつう勝者は敗者が口を開くのを待ち、敗者のペースでやり取りが続く。負けた側の納得のゆくまで、そこに立ち現れるべきであった正しい理路を二人して追求する。物事の検証はかくあるべしと思う。
(「折々のことば」より 本日付け朝日新聞)