金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

コロナ開けに訪ねた店で

昨日、4年半ぶりに訪ねた近所の小さな喫茶店

コロナの期間中、妻と私がとっても気に入っていた地元の和菓子屋、イタリアン・レストラン、フレンチ・レストラン(2軒)が店を閉めて、そのいずれにも訪問できないままだったので心を痛めていた。もちろんこの店も。「行かなきゃね」「応援しよう」。そういいつつも感染が怖くて結局いけなかった。2021年と2022年の年初に来店割引メニューのはがきも来ていたが結局・・・。今年はそのハガキが来なかったのでもしやと心配もしていた。

それで昨日、ホームページで営業中であることを確認し、電話で予約して思い切ってランチを食べることにしたのだ。パスタ(麺にとことんこだわっている)とコーヒー(豆を研究し尽くしている)と角煮丼(おそらくオーナーの趣味)が自慢の小さな店です。

店のご主人は女性で、以前と変わらずにっこり笑って「いらっしゃいませ」と出迎えてくれたが、何しろ4年以上ぶりである。コロナ前にはお気に入りの店だったとは言っても年に1、2度ランチを楽しんでいただけなのでお店の方が僕たちを覚えているはずもないと思った。案内された席で(といっても8人も座ればいっぱいなのだが)メニューを見ると、以前とあまり変わらない料理が紹介されていた。二人とも昔頼んだ、お店のこだわり通りの絶品で食事とデザートを頼む。味はもちろん言うまでもない。サラダ、メイン、デザートにコーヒーを1時間半かけてゆっくり楽しみました(お値段は二人で3000円くらい)。

お勘定の時に妻がおずおずと「本当に久しぶりで・・・」と言ったら「はい、お入りになった時にすぐ気がつきました。よ~く覚えていますよ。素敵なご夫婦だったので」と言われた。

結婚37年、「素敵なご夫婦」と言われたのは初めて(かも)。
「お世辞でもうれしいね」と素直に喜びました。

開いててくれてよかった。

www.cafe-linnea.com