金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

タイム誌は(おそらく他のメディアも)ウェブ版の方が重層的

タイム誌はずっと紙で読んできた。数年前から紙の定期購読者はウェブでも読めるようになったがあまりなじめないと思い紙での読みを続けてきました。

ところが最近ひょんなことから紙の記事をウェブで確認しなければなくなって気がついたことがある。

1.実はウェブの記事の方が長い。スペースの制約がないからだろうね。紙は編集されている。ただし編集といっても文章が短くなっているというよりは(そういう箇所もあるんだけど)、いくつかの段落が省略されているものが多いと思う。
2.ウェブ版は関連ビデオがあるとそのページに掲載されている。また重要な用語や関連する事件や固有名詞にはタイム誌やほかのメディアへのリンクが貼ってある。

ウェブの性格を考えると当たり前と言えば当たり前の特徴だし、ニューヨークタイムズ紙とウォールストリートジャーナル紙はウェブ版しか取っていないので気がつかなかったが、僕には「発見」のように感じた。

どちらの方がよいとか、悪いとかいう意味ではなく。