金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

妄想「英文読解教室」(まだ構想段階です)(2021年1月)

以下はすべて、先月60歳を過ぎた僕が、いつかやってみたいと思っている「英文読解教室」の現段階での概要です。ただしこういうのができたらいいな~という妄想にすぎず、やるかやらないかもわかりませんし、(かなりやる方に傾いていますが)、内容も変更になる可能性は十分にありますのであしからず。

① 基本的な考え方と講座の目的:勉強とは本来「独学」ですべきものだし、また知識や考え方というものは、どんなに素晴らしい授業を受けても最終的には自分一人で反復練習しないと(独学しないと)定着しない。しかし、たった一人で独学を続けるにはかなりの忍耐力がいるし、独学では解決できない疑問点も出てくるかもしれない。本講座は、受講者のペースメーカーの役割を果たしながら随時疑問点を解決する手伝いを行うことで、受講者の独学を補佐することを目的とする。つまり講師は「先生」ではなく「サポーター」「ペースメーカー」「(ちょっと英語に経験のある)勉強仲間」の位置づけとなる。

②テキスト:鈴木が学習し終えた英文解釈の参考書。したがって、コース名は「『英文標準問題精講』を学ぶ」「『英文解釈教室』を学ぶ」・・・といったものになる。

③期間:1年間程度:受講生が各参考書を1年間でしっかり学べるペースを設定する。

④形態/時間/頻度:オンラインで行う。1回2時間。2週間に1度程度。

シラバス:例えば〇月〇日は『英文標準問題精講』の例題51~60といったスケジュール(進捗に応じて変更の可能性あり)をしかるべき場所に公開する。

⑥チケット制とする:(i)受講生は原則としてテキストを独習することが前提となっているので、自分が難しいと思った回だけ、学びを深めたいと思った講座だけを「つまみ受講」すればよい。(ii)チケット1枚(1回分受講)3000円くらいを想定している(未定)。

⑦受講にあたって、受講者に約束してもらうこと:
(i)シラバスに従って参考書を読みながら独学を進める。具体的には、ノートを用意し、講師から指定された問題をすべて手書きで全訳し、解説を見ながら赤ペンで自己添削する。問題等があれば自分で解答し、解説と解答を読んで添削する。
(ii)特定の受講日の学習範囲(例えば『英文標準問題精講』の例題51~60)の自己添削ノートのうちから、参考書の説明に納得できなかった、自己採点が難しかったといった観点から最低1問ないし2問の自己添削結果と質問(もしあれば)をスキャンして、予定日の3日前までに講師に提出する。
(iii)自分の提出した手書きの自己添削結果は、受講生全員に開示されることに同意していただきます。
(iv)受講名は本名である必要はなく、ニックネームで結構です。
(v)講座中は、顔が見えた方が親しみは湧くかも知れないが、顔NGオーケーとする。

⑧講座時間中に講師がすること:受講生がすでに該当部分を自習(独学)してきたとの前提に、提出してもらった自己添削を参考としつつ、課題となっている範囲についての補足説明、文章の背景説明、重要事項の確認、および質疑応答を中心とする。改めて英語を読んだり、訳文を読んだりといった無駄なことはしない(それはテキストに書いてあるから)。なお、本講座はあくまでも英文読解講座であり、翻訳講座ではないのでご注意。

⑨受講資格:特に設けない。老若男女、学生社会人を問わず、『英文標準問題精講』や『英文解釈教室』などの定評ある英文参考書を全部学び切って英語読解力をつけたい人なら誰でも大歓迎。ただし2週間で10問ほどをこちらのガイドに従って取り組むには、一定の英語力は必要だと思います。冷やかしはお断り。事前にメール等のやり取りで受講の意図と目的を確認した上で受け付ける。

⑩定員:特に設けないが多くても10名くらいかな。どうせそんなに集まらないだろうが、もし希望者が予想を超えた場合には年齢の若い人、学生、一般社会人、翻訳者の優先順位で受け付ける。「観戦のみ」チケットも考えるがそれはパイロット講座の時に受講生のご意見を聞く(「見られるだけはいやだ」という受講生がいるはずで、そういう方の以意向を尊重したいので)。

パイロット講座:一度無料でパイロット講座を開講し、問題点等のチェックを行う。

⑫講座開始予定:未定。まずは鈴木が『英文標準問題精講』を学び終わらないと始められない。本書は2020年5月に取り組み始め、2021年1月18日時点で練習問題の82番(p277)まで来ている)ので、早ければこの4月。または9月には開講できるかも。または来年の4月。または・・・他の講座も同じです。講師である私が受講生と同じ立場で徹底的に勉強してこそ皆さんに伝えられるものがあると思うからです。自分がしっかり学んだ物でないと受講生の皆さんと勉強はできないと思っていますのでご理解を。

以上。