金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

何で教材つくるの?

自分が予備校に通い、その後塾や予備校でバイトをし、さらに翻訳学校(通信教育)で学び、翻訳学校で講師をした(1年だけ)時に痛烈に感じたことがある。

「どうして学校はオリジナル教材をつくることにこだわり、市販の教材を利用しないのだろう?」。

コアの教材づくりなんて時間と労力の無駄以外の何物でもないと思うのだが。
「よい教材がないから」とおっしゃる先生がいる。いやいや、あなた一人がつくる独りよがりの教材よりも、市場で一定の評価を受けている、解答と丁寧な解説のついた自習用の参考書問題集を使って、そこに付加価値をつけていった方がずっといい。もちろん、教材作成が教師であるあなた自身の勉強になるであろうことは否定しないが、それを授業のメインにするのは、その授業を受ける学生にとっては迷惑千万だろう。
ずっとそう思っていたし、今もそう思う。