金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

不動産費が不要であること

卓球のプロと言うと愛ちゃんとか佳純ちゃんのイメージですが、実は市井の(無名)プロコーチは結構稼いでる。一般主婦層・高齢者のニーズがかなり高いのだ。昨日全日本で優勝した及川選手を知らなくても、江戸川区で有名な△△チームに勝つために、一人または少人数でコーチに時給5000~数万円を払ってレッスンを受けたり、参加料百円~数千円(規模による)を払って公営・私営の試合に出る層がたくさんいる。
「教室は?」って思うでしょ?ぜーんぜん心配ない。自分で卓球台や場所(不動産)を持っていなくても公民館や区の体育館を利用して教えられるからだ(建前上は、そういう公共の場でお金のやりとりをすることは禁止ということになっているが、実態は把握できませんよ)。
不動産費や立地を考えなくてよい教室などの箱物ビジネスは、これからどんどん変貌していくと思う。逆にこれまでの教室ビジネスの経営者は、教師以外で運営側の提供できるサービスにどのような価値がどれだけあるのか、とりわけ不動産の意味をよほど真剣に考えないと、優秀な先生方に独立されて生き残れないんじゃないかな。

余談ぽい話になりますが、例えばさ、60歳のオッサンである僕が「家庭教師」として、平日の夜どこかのご自宅に夜お邪魔するのは常識的にオカシイ(イカガワシイ)けれども、例えば毎週金曜日の午後7時から、山田さんちのA子ちゃん、小林さんちのB男クンの家庭教師として1対2のオンライン家庭教師をすることは全く問題ないはず。いやむしろ安全に大人が面倒見てくれるので歓迎されたりして。家庭教師業界なんかは、家のセキュリティという観点からこれからどんどん変わっていくのかも。