昨日、仕事の合間の3時間を使って、AIに4,000ワード超の翻訳を任せてみた。結果は見事に完了。ただし、これはあくまでも暫定版であり、私はまだ訳文を確認していない。ここから見直し・修正(いわゆるMTPE)に入ると、この内容ではおそらく20時間はかかるだろう。しかし、私がゼロから翻訳した場合に比べれば総翻訳時間は短く、精度の面でも十分に実用に耐えるものになるはずだ。
この実験を経て、1年半前に書いたこの記事(下のリンク先を参照)で述べた思いは、いっそう強まった。ひと言で言えば――翻訳における人間の役割は今後ますます縮小していく。しかし、成果物を人が読む限り、その役割が完全に消えることはない、ということである。
パウエル議長 ジャクソンホール講演 「金融政策と米連邦準備制度(FRB)の政策枠組み見直し」( 2025年8月22日)(全訳暫定版) - 金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger