金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

ChatGPTの回答は全てが正解である必要はない(2024年11月19日)

今朝の翻訳ストレッチから。

(プロンプト1)Even the few events that we think we know for sure we can never be absolutely certain of. を英検二級レベルの高校生もわかるように文章を解析し、その構造がはっきり分かるように分かりやすい日本語に訳しなさい

ChatGPT

主語: Even the few events (たとえ少数の出来事であっても)
述語: we think we know for sure(私たちが確実に知っていると思う)
→ 主文は「私たちが確実に知っていると思う少数の出来事でさえ」となります。

補足の説明

we can never be absolutely certain of
(私たちはそれについて絶対に確信を持つことは決してできない)
can never be(決して~することができない)
absolutely certain(絶対に確信を持つ)
→ 主文の「少数の出来事」に対して、「それについて絶対に確信を持つことはできない」と説明しています。

簡単な構造
Even the few events
→ 少数の出来事さえも
we think we know for sure
→ 私たちが確実に知っていると思う
we can never be absolutely certain of
→ それについて絶対に確信することはできない
分かりやすい訳
「たとえ私たちが確実に知っていると思っている少数の出来事でさえ、それについて絶対に確信を持つことはできない。」

(プロンプト2)
certain ofの目的語は何か

ChatGPT:
この文における "certain of" の目的語は "the few events" です。

具体的には、"Even the few events" (たとえ少数の出来事であっても)が主語であり、文全体が "we can never be absolutely certain of" という述部に続きます。この場合、"of" は「~について」の意味で、前にある "certain" にかかります。

文の構造を整理すると:
主語: Even the few events
→ たとえ少数の出来事であっても

修飾部: we think we know for sure
→ 私たちが確実に知っていると思う

述語: we can never be absolutely certain of
→ 私たちは決して絶対的に確信することはできない

結論:
"certain of" の "of" は、主語である "the few events" を指しています。

(プロンプト3)
Even the few events は本当に主語か?

ChatGPT:
指摘ありがとうございます。確かに、"Even the few events" 自体は主語ではなく、主語を含む修飾語句の一部です。文の正確な構造を解析すると、主語は "we" であることが分かります。

以下に文全体の構造を整理します:

文の構造解析
全文
Even the few events that we think we know for sure we can never be absolutely certain of.

構造の分解
Even the few events
→ 「たとえ少数の出来事であっても」という副詞的フレーズ。この部分は文全体の条件を示していますが、主語ではありません。

that we think we know for sure
→ "the few events" を修飾する関係代名詞節。「私たちが確実に知っていると思う出来事」と説明しています。

we can never be absolutely certain of
→ 主文であり、主語は "we"、述語は "can never be absolutely certain of" です。

of
→ "certain of" の "of" の目的語は "the few events" で、関係代名詞 "that" によって後方に送られています。

文の正確な主語と述語
主語: we
述語: can never be absolutely certain of
文構造を整理した日本語訳
「たとえ私たちが確実に知っていると思っている少数の出来事でさえ、それについて私たちは決して絶対に確信を持つことはできない。」

重要なポイント
"Even the few events" は主語ではなく、副詞的に文全体を修飾しています。
主語は明確に "we" であり、述語が "can never be absolutely certain of" です。
"the few events" は関係代名詞節 "that we think we know for sure" の中で修飾され、最終的に "certain of" の目的語となります。
結論
"Even the few events" は主語ではなく、副詞的表現として文全体を補強する役割を果たしています。

上記やりとりを通じて以下の2つの点が示唆される。

1. ChatGPTは概ね正しいが、プロンプトを細かく分けて誘導しないと誤答する場合がある。

2つ目や3つ目のプロンプトで議論を深めることで、ChatGPTの回答がより正確になり得る。

2. ChatGPTの回答は全てが正解である必要はない。

ユーザーは、ChatGPTの回答の一部がニーズを満たしていれば、それを有効活用できる。ChatGPTが「完璧」である必要はなく、必要な情報を得る手段と考えるべきだ。
この2点目、つまり「ChatGPTは全部正しくなくてもよい」という点は、意外と誤解されているかもしれない。

ご参考まで。