先日ある翻訳者の方とメールでやりとりしていて、僕が音声を使って翻訳チェックをしているのを勘違いされて「私も鈴木さんにならって日本語を聞いてチェックしている」と書かれていたので誤解に気がついた。
僕は、英語(つまり原文)の音声を聞いて日本語のチェックをしています。
日本語を読みながら英語の理解とズレていると感じる、あるいは英語がスッと頭に入ってこないことがある。僕の場合、理由は二つです。
(1)訳文がどこか原文とズレている。
(2)英文と日本語の構造の違いから、訳すときにわざと大きく日本語の組み立てを変えている。
(1)の原因は、「目では見落としていた」訳抜けや、特に助動詞と副詞を中心とするニュアンスのズレです。それと、文章で強調したい点が音で聞くと(目で追うよりも)はっきりわかります。例えば、理由を強調したいのか、結果を強調したいのか、といった点です。
(2)の時は音声を止めて入念に英語と日本語を読み直し、「これは音で終えなくても大丈夫」ということを確認します。
お勧めします。
日本語音声のチェック?
以前はやっていたのですがソフトが動かなくなったのでサボり(恥)、自分で音読して補っています。