金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「母の日」あれこれ

「母の日」前後にこれまでいろいろな書き込みをフェイスブックにしてきました。それをまとめてみた。

(1)2013年5月9日(木):「母の日」3日前
そうだ。皆さん(特に男性の皆さん)、今度の日曜日は母の日ですぞ。
僕は毎年前日までは覚えているんだが当日忙しさに紛れて忘れてしまい大変な思いをしているのだー。
こんなことを気にしているのは僕だけか。

(2)2014年5月12日(月)
次男(高校生、卓球部)はまさかの初戦負けだった。親も悔しかったが本人はもっともっと悔しかったに違いない。試合後に先生と話している時にしきりと顔を腕で拭っていたから泣いていたのだろう。帰宅した時にはサバサバしていましたが。U高の他のメンバーは凄かった。ダブルス優勝と準優勝。8チーム出場のうち4チームが関東大会出場。シングルスもキャプテンのA君が準優勝。チームメイトが頑張っただけに余計にショックだったのかも。でも勝負は時の運。よく頑張りました。

M市民体育館から駅までの帰り道。妻はしきりと「寂しいナー寂しいナー」を繰り返した。試合の結果についてではない。「だって来月(インターハイ予選)が終わったら、もうこうして応援に来ることもなくなるじゃない」「そうかもなー」「寂しくなるわ~」

「心配するな。管理組合が終われば俺が卓球に復帰するから。応援に来ればいいじゃん」「そういう問題じゃないの。なーんか、子育てもう終わりみたいな気分になっちゃって」「そうかもな~」

昨日は練習会場に向かいながらふと「お母さん、今日は母の日だね。いつもありがとう」と言ったところ「お父さん、今花屋さんの前通って思い出したんでしょ」と。「偶然だよ-」と言ったが図星だったかも。
・・・というわけで、本日も皆さんにとって素晴らしい1日となりますように!!

(3)2015年5月11日(月)
母の日と妻の誕生日を完全に忘れて修羅場になったことは数知れず。かつてのぼくからすれば「たかがそれだけのことで・・・」妻からすれば「こんなに大事なことを・・・」のぶつかり合いで、1週間ぐらい口を聞かなかったこともある。今振り返れば僕の方が圧倒的に悪いんだけど、当時(というかほんの数年前までの)僕は若かった。

ここ数年はスケジュールに入れて数日前からリマインドしていても忘れてしまうことがある。実は昨日も、一昨日に参加したイベントの興奮冷めやらず仕事を始めたため、母の日であったことを朝の段階では完全に忘れていた。Tさんのタイムラインで思い出したのが午前10時ぐらい。僕の方が先に気がついた、というか言い出したのが超ラッキー。夕方には花を買って渡した。子どもたちは夕食の片付けを全部やっていたのでヨシとする。

(4)2016年5月9日(月):「母の日」翌日*2022年と同じ曜日でした。
昨日は母の日だったんですね。

僕は母の日と妻の誕生日を忘れてさんざん苦労した日々が長かったのですが、ここ数年はGoogleカレンダーの警告機能もほぼ完璧でありまして、昨日も妻が起き抜けに、「お母さんいつもありがとう」と言ったら昨日はなぜか「あたしはお父さんのお母さんじゃないのよ」と言われた。それを聞いていた次男が「お父さんのお母さんはおばあちゃんだろ。何か贈ったの?」「あ、それはおまえのお母さんが東京と埼玉のおばあちゃんに毎年花束を贈っているんだよ」「お父さんは何もしてないの?」「ま、まあな」てな会話をしていたら、夕方帰宅した長男が妻に「お母さん、いつもありがとう」と言ってカーネーションとケーキを渡していた。

「え、あ、ありがとう!!!」妻は涙を流さんばかりに喜んでいた。

たぶん初めてだな。うちの子が自らの意思で母の日に何かを贈ったのは。男所帯なのでこういうのないんですよ、ウチ。でもまあなかなかいいシーンでした。

てなこともあって、昨日私は花束を買わず、夕方二人で散歩、「外食はお父さんの体に悪い」とのことで自然食品お弁当の「あわじ」にお弁当を買いに行きそれを夕食。その後「真田丸」を見て仕事、就寝、とまあいつもの通りの日曜日だった。

(5)2017年5月14日(日)
つい忘れてしまった皆さんへ一言:
え~今日は母の日です。
でも、あなたの奥さんはあなたのお母さんではありません。
以上。

(6)2018年5月13日(日)
今の字形からはすこしわかりにくいが、「母」は「女」という漢字を基礎にしており、「女」の中央部、すなわち胸にあたる部分に点を二つ加えると「母」になる。この点は乳房の先にある乳首を表しており、それが「母」という漢字にいまも二つの点として残っている。
阿辻哲次 「豊かな乳房をかたどった「母」」2018年日5月13日付日本経済新聞「遊遊漢字学」)より)
*今日は「母の日」。さっき起きてきたから「お母さん、いつもありがとうございます!」と言ったら、「お父さん関係ないんだけどね・・・だってあたしはお父さんのお母さんじゃないから」。
妻は毎年、母の日と、自分の母親と私の母親の誕生日(偶然同じ日)に二人に花束を贈っています。今日のことも僕はすっかり忘れていたが、義理の母からのお礼の電話を僕が取ったので思い出した次第(恥)。

(7)2021年5月9日(日):「母の日」当日
①「お父さん、明日は何の日だか知ってる?」「え?え~っとえ~っと・・・」(後は省略)。
皆さん今日は「母の日」です。
②長男と次男の寝室にこっそり入り、耳元で「おい、今日は母の日だかんな」とささやく自分。「あ・・・わかった」と答える子どもたち(もういい大人ですけど)。
スミマセンね~男の子しかいない家はこうなんですよ。

③朝のささやき作戦大成功。
しっかり者の次男は「お母さんの仕事の負担を下げる」と朝昼の自分の分の皿洗いと母親の肩もみ。私と妻に好みを聞いてモスバーガーのテイクアウトを夕食にご馳走してくれた。

うっかり者(?)の長男はいつも通り朝から出かけ、いつも通り夕飯にも戻らず「忘れちゃったかナー」と思って私が寝床に着いたころに「ただいまー。あ、お母さんいつもありがとうございます」と不二家のケーキセットを手渡していた。長男からのプレゼントを半ばあきらめかけていたらしい妻はほとんど涙をながさんばかりに「ありがとう!!!」と叫んでいました。僕も(父親なのに)思わず「ありがとう」と言ってしまった。

え、私?

朝昼夜(夜は毎日していますが)の皿洗いぐらいかなあ。
ただ、寝る前に「お父さん今日はいろいろ気を遣ってくれてありがとう」と言われたから朝の「ささやき作戦」ばれてたかも。

(8)2022年5月8日(日):「母の日」当日
①「お父さん、あたし今日はお夕飯つくりたくないんだ~」「ああ、そうなの」「だって今日『母の日』なんだもの」(あっ)と思った僕は黙って立ち上がり妻の後ろに立って肩もみをして事なきを得た。
②しっかし、ゴールデンウィークの最終日が「母の日」はフェイントだろ~。完全に油断してたじゃないかー。

(9)2022年5月9日(月):「母の日」翌日
昨日の午後
「お父さ~ん。あたし自分のお夕飯用にご飯炊くけど、お父さんも食べるんだったら多めに炊こうか~?」
「お願いしま~す」
それからしばらくすると
「お父さ~ん。あたし自分が食べるので生協のハンバーグ湯煎するけど、お父さんの分もやろうか~?」
「お願いま~す」
・・・というわけで昨日の夕食は
・ごはん(自分用に炊くはずだったものを、「ついでに」私のために多めに炊いてもらったもの)
・豚汁(妻が自分用につくった野菜多め、塩分控えめの豚汁を「ついでに」家族用につくったもの)
・ハンバーグ(自分用に用意するはずだった生協のハンバーグを「ついでに」私の分まで含めて二人用湯煎したもの)
・小松菜と玉子の中華炒め(「私、今日夕飯つくりません!」宣言前に調理したもの:夕飯の料理のうち一品か二品は午前中につくることが多い)
・お新香等
になりました。
「お父さん、今日は『母の日』だからこれでもいいよね?」
「は~い。十分です」
もちろん夕食後の皿洗いは私がやりました(が、これは私の普段の仕事であって母の日だからではない)。
ちなみに子どもたちは「お母さんに気を遣って」外食に行きましたとさ。

おしまい。