金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

壁に耳あり・・・(?)

今朝の翻訳ストレッチから

「コテージでじゃ壁に耳ありでさ、何も訊けやしないから」(カズオ・イシグロ著『わたしを離さないで』土屋雅雄訳 原著はKindle No.2862)。

舞台はイギリス。「壁に耳あり」の先を書いたら翻訳として不自然になる(イギリスに障子はない)。訳者は当然わかっているだろう。ただ微妙なところだなと思った。