金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

在宅勤務は子への過干渉を招きやすいというお話-「子離れの季節」(2016年4月)

入学したばかりの大学から帰宅した次男が帰るなり私にこう言った。

「お父さん、生協でもう売り切れていたよ」

カッチーン。

「だから言ったろ、入学手続きの時に『パソコンだけはなくなる前に買っておけ』って!!!(怒) 」
「そんなこと言ってたかなあ」
「言ってたよ、おい、入学関係書類持って来い!!!・・・おらおら、ここに丸つけてあるじゃねーか。理学部だろ!!パソコンヘビーユーザー用のこれだよこれ!!!生協を通すといろいろ割り引きやら特典が多いの(怒)(怒)!」

「でもね、お父さん」「な、なんだ(怒)(怒)(怒)!!!」
MACだよ、MAC

「な、なに~!!!!(怒)(驚)」
「今日の理学部の新入生説明会でも、新入生用ラインでも、MACを買えと言われた」
「そ、そんなはずは・・・(怒)(驚)(恥)」
「お父さん、これ見てよ」

と言われてもう一度そのパソコンの僕が丸をつけた2ページ前に学部ごとの説明が書いてあり、「理学部数学、情報数学科は学部のコンピューターがAppleなので、MACがお勧めです」としっかり書いてある。

私が丸をつけたのはマイクロソフトのパソコンの欄と、理学部はヘビーユーザーというところ。

そこで妻がしらーっと
「お父さんの言ってた通りにウインドウズ買ってたらもっと大騒ぎだったわね」

「・・・(恥)(恥)」

「もう一々口出すの止めなよ。大学生なんだからさ」

「・・・(恥)(恥)」(大反省)

家にいると、ついいろいろ目に付いちゃうので口を出してしまう悪い癖は自覚しており、高校を卒業したときに、予備校の選択も、志望校の選択も、勉強法も一切口を出さず、聞かれたときだけ答える姿勢を貫いてきた。

わかってるつもりだったんだが、パソコンに関しては、少なくとも俺の方が詳しいと思っていたので、つい・・・。