(1)2021年7月10日
① 「実際は現実とかかわってもいない空語が、それも原語であるゆえに逆に現実をつくってゆきかねない」 谷川俊太郎さん(「春秋」2021年7月10日付日本経済新聞)
② 「なぜそのように言うのかと自問することなく、したがって自身の責任においてかたるのではなく、ただ口まねのように言葉を交わすばかりの社会。そこで人は言葉に窒息する」 『危機の本質 ガリレイをめぐって』オルテガ著、前田敬作、山下健蔵訳(白水社)(鷲田清一「折々のことば」2021年7月10日付朝日新聞)
①は「要請」という言葉について述べている。②は特にないけれども、「要請」のような言葉を含意しているのだと思う。ここ数年、政治家の言葉が軽すぎると実感する。
(2)2020年7月10日
誠実な生き方というのは、他人の思惑など顧みることなく、ひたすら孤独のうちで磨かれるもの。だがそれがかならずや他人の心に響く。
(鷲田清一「折々のことば」2020年7月8日付朝日新聞)
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引用文は論語の「子の曰(のたま)わく、徳は孤ならず。必らず鄰(となり)あり」の現代語訳だそうです。他人の評価を気にせずに生きることが誠実と言われると、なかなか難しいですが、本末転倒にはなりたくないと思いました。
(3)2019年7月10日
著述家の浅羽通明さんは「左派やリベラルは知識人。頭でつながっている人たちです。自分が一番頭がいいと思っているので、衝突する……(逆に)政権支持派は胃袋でつながっている。権力についていることが目的化しているので、否応なくまとまる。自分を殺せる」
(「リベラルは共闘下手?――論客に『味方』から批判、『多様な理想』実現する難しさ」 本日付朝日新聞)
実にわかりやすい。かつて民主党政権時代、政権与党が「学級会みたい」と言われ、「決められない政治」との不満が取りざたされていたことを改めて思い出しました。
(4)2018年7月10日
手はエネルギーの出入り口。だからきれいにしておきましょう。
(『自分を休ませる練習』p113)
(5)2017年7月10日
教育は絶対に自分だけで完結させることができない仕事だ。必ず「誰か」に引き継いでもらわなければならない。
(本日付日経新聞 14面 教育面「挑む」より)