金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「借りを返せば、恩が返せるわけじゃない」: 10月8日に出会った言葉

 (1)2020年10月8日
考えるとは、あれこれと思い量ること。見たいものを見たいように見ることではなく、ものと交わり、ものに促されつつおのれの視力を矯正しつづけること。
鷲田清一「折々のことば」2020年10月8日付朝日新聞
*本日の言葉、見たいものを見、読みたい物を読んだものだけを元に自分に都合の良いように考えがちな僕にはズシンと来た。

折々のことば:1958 鷲田清一:朝日新聞デジタル

(2)2019年10月8日
例えばキャッチャーフライになりそうな打球が上がる。金田さんは安堵するどころか、捕手に「捕るな!」と声をかけたというのだ。三振の記録を伸ばすため、フライでアウトにしたくない。これが金田だ……
(「天声人語」 2019年10月8日付朝日新聞
*プロ根性のあり方、強烈な自負心に感動。ただ、こういうエピソードに痺れるのは僕たちが最後の世代かも(天声人語子も恐らく僕の世代)。若い人たちには押しつけられない・・・。

(3)2018年10月8日
 借りを返せば、恩が返せるわけじゃない 柚月裕子
(「折々のことば」 2018年10月5日付朝日新聞

(4)2017年10月8日
出る杭も出過ぎると打たれないんです。
(鈴木豊之さん 2017年10月7日付朝日新聞Be)