金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

『英文解釈教室 改訂版』

有名参考書だって間違えることはある。

紙と鉛筆をもって、次の英文を訳してみよう。制限時間は5分。 (15.2.3)I had imagined, what most pacfists contended, that wars were forced upon a reluctant population by despotic governments.(伊藤和夫著『英文解釈教室 改訂版』(2000年9月25日 …

翻訳ストレッチ内訳(2023年3月末時点)

翻訳ストレッチを始めて15年ぐらいになるでしょうか。試行錯誤を重ねながら内容も少しずつ変わってきていますが、この半年ほどは、ほぼ以下の内容で固まっています。 (1)毎日:比較的短い英文解釈:次の4冊から2冊ずつ(15分×2) 佐々木高政著『英文解釈…

翻訳ストレッチの内容変更

英文解釈のテキストについては、これまではあまり深く考えずに「場当たり的に」、自分に役立ちそうだなと思ったものを購入しては使っていましたが、今月からオンライン英会話を始めたのを機に翻訳ストレッチの内容を少し整理し、組み換えることにしました。 …

(H+H)MかH+(H+M)か:共通関係(翻訳ストレッチの教材から)

ある程度の上級者(TOEIC850以上ぐらい?)になると、経験的には知っているが何となくあやふや、という文の要素の共通関係があって、その部分を権威ある書籍(辞書でも文法書でも参考書でも)で明言されるとホッとしたりする。今回はその例。 (以下引用)us…

「超マイナーだが強烈な本」ー『思考訓練の場としての英文解釈(1)』(2020年9月)

これまで、『英文標準問題精講』『英文解釈教室』『英文解釈考』を紹介してきましたが、今日は、最もマイナーな参考書を一つ。『思考訓練の場としての英文解釈(1)』は次のような英文のオンパレードです。 [原文]Democratic institutions are likely to wo…