今朝の翻訳ストレッチの教材からChatGPTとのやりとり。Tは私、CはChatGPT4o。
T. ①I am prepared to accept whatever consequence that may come out of this. ②I am prepared to accept whatever consequence may come out of this. ①と②の違いを文法的に説明し、その違いがよくわかるように分かりやすい日本語にそれぞれ訳せ。
C.
①と②の違いは「that」の有無によるものです。この違いにより、文の構造と解釈に若干のニュアンスの違いが生じます。
① I am prepared to accept whatever consequence that may come out of this.
文法的説明:①では、「that」が「consequence」を修飾する関係代名詞として使われています。ただし、「whatever」自体がすでに関係詞として機能しているため、「that」を追加すると、文法的には冗長となります。口語ではしばしば見られる表現ですが、厳密にはやや冗長です。
訳:「私は、この結果として生じるであろういかなる結果であっても受け入れる覚悟がある」
② I am prepared to accept whatever consequence may come out of this.
文法的説明:②では、「whatever consequence」がそのまま関係代名詞句として使われ、「that」が省略されています。この形が文法的には正しく、シンプルかつ明確な表現です。
訳:「私は、この結果として生じるいかなる結果も受け入れる覚悟がある」
まとめ
① は「that」が入っているため、強調的なニュアンスが出ており、「どんな結果であっても」という含意が強くなります。
② は文法的に簡潔で、無駄のない表現になっています。(ここまで)
原文は山崎竜成著『知られざる英語の素顔』(プレイス)p149より。第20章「君、必要なの?(2)ー多様な節の頭に置かれるthat」の中の一項目です。このthatの用法、僕は経験的に何となく知っていたけれども、このようにはっきりと説明されたのは初めてでした。
同書は学校文法であまり取り上げられることもない、普段は例外事項として挙げられるような文法事項を扱った本で、学びが多い。興味のある方は大手書店で手に取って内容確認してみてください。僕がChatGPTに尋ねたのは、なんといっても文法の例外事項なので、念のため裏を取っておきたかったから。同じ見解を得られて安心しました。なお、Claude3、Gemini、Feloでも同じ質問をしましたが、「ほぼ同じ意味」との答えで、それ以上の掘り下げはなかった。この3つは無料版だからかも。
以上ご参考まで。Have a good day!