金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

勉強するなら良書を繰り返し学べ③:小倉弘著『英語 冠詞のトリセツ』(かんき出版)+Chat GPT-4の有用性

今朝のChat GPT-4とのやり取り。ネイティブ・スピーカーに尋ねている感じです。もちろん、厳密には裏を取る必要はあるが、このレベルの話であれば、そこまでする必要はないと思う。ネイティブと話ている時にいちいち文法書で確認しないもんね、

興味のある方はどうぞ。

(質問)Could i have a tea wth lemon?という英語があります。tea はcoffeeと同じ不可算名詞のはずなのになぜaがついているのですか?

(答え)"Could I have a tea with lemon?"という表現における"a"の使用は、ここでは「一杯の」や「一つの」という意味になります。この文では、"tea"は一杯のお茶として扱われ、その結果として不可算名詞であるはずの"tea"の前に冠詞"a"が置かれています。つまり、"Could I have a tea with lemon?"の全体的な意味は「レモン入りのお茶を一杯もらえますか?」という感じになります。
コーヒーについても同様に、「一杯のコーヒー」を指す場合には "a coffee"と言うことができます。例えば "Could I have a coffee, please?"と言うと、「コーヒーを一杯もらえますか?」という意味になります。

このように、不可算名詞でも、個々の単位や量を指す場合には可算名詞として扱われることがあります。

(質問)つまり、could i have a cup of coffee?でもCoul i have a coffeeでも、どちらでもよいのですね?

(答え)はい、その通りです。"Could I have a cup of coffee?"と"Could I have a coffee?"は基本的に同じ意味で、「一杯のコーヒーをください」というリクエストを表しています。

しかし、状況や地域により、一方の表現がもう一方より自然に感じるかもしれません。たとえば、カフェなどのレストランで頼む場合、"Could I have a coffee?"と短く言うのは非常に一般的です。一方、家庭の環境やよりフォーマルな状況では、"Could I have a cup of coffee?"と言った方が自然かもしれません。両方の表現は英語圏で広く理解されています。

(質問)ということは、Could I have a cup of tea with lemon?もオーケー?

(回答)はい、全く問題ありません。"Could I have a cup of tea with lemon?"も完全に正しい英語の表現です。これは「レモン入りのお茶を一杯ください」という意味になります。"a cup of"を加えると、特にリクエストが一杯の飲み物に特化していることを明示的に示しますが、それが省略されても意味は通常は変わりません。
(2023年7月10日午前8時)

(種明かし)
実は上の例文は、小倉弘著『冠詞のトリセツ』(かんき出版)p25 の例文で、ここでのポイントはteaへの"a"の方ではなく、lemonに"a"をつけない("a"をつけると「レモン1個」が入っているイメージになってしまう)ことの説明にありました。

同書のp22に、
Let's talk abut the matter over (①a cup of coffee ②a coffee ③one cofeeの選択問題があり、正解は①としたうえで、次の解説が載っています。

(以下引用)((正解は①だが)とはいえ、喫茶店でコーヒーを注文する場合には、a cofee/two coffeesとった言い合が普通です。この場合にはかプとコーヒーが一体としてとあえられるからでしょう。店の注文で大切なのはメニューの品目と個数であり、コーヒーはカップ案で注文するのが常識ですから、cup of~は省かれたわけです(引用ここまで)。

以上を踏まえて、「ネイティブのchat GPT-はどう答えてくれるな?」という好奇心で尋ねてみた次第。

この本の勉強の仕方としては、まずは一通り問題を解いて解説を読んで理解する。2回目は英文を暗記し、日本語を読んで英文を言えるようにする。そもそも冠詞に関する本なので、例文は簡単なものが多い。多くが「自分の知っている英語」で答えられるが、やはり冠詞で間違えることが多い。僕は現在3巡目。毎朝5分取り組んでいる。やり方は簡単だ。日本語を見て英語を口で唱えた上で正しい英文を書く品。その後冠詞に関する解説を読む。身に付き方が全然違うと案じる。

(チャットGPT-の有用性について)
それにしてもチャットGPT-4って「○○〇についてちょっと調べてくれる?」といった頼み事を誰にも遠慮せず何度でもできる。答えのレベルもかなり高い。しかも1カ月たった20ドルで。これはデカい。