金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

勉強するなら良書を繰り返し学べ:小倉弘著『英語 難構文のトリセツ』(かんき出版)

問題:次の英文を読み、最後の(  )に入る適切なものを選んだ上で、英文全体を訳してください。紙とペンを使い、手で訳を書くことを勧めます。制限時間は5分。

英文:People have such a strange power of misunderstanding even the plainest  directions that a business letter never can be made (    ) clear.

選択肢:①as   ②how ③so ④too

答えはこの下にあります。さあ、時間を計って、はじめ!!!

5分たった?たってなければ答えをみないでね。

選択肢を決めてから意味を考えるのがよいかも。

訳文をちゃんと書きましたか?

そろそろ時間かな?

もういい?

では、回答。

(  )内に入る語句は④。
訳文は

「人間は最も平易な支持でさえも誤解する不思議なところがあるので、商業文書は明確にするに越したことはない」。

この問題を「難しい」「骨がある」と思ったあなた、

小倉弘著『英語 難構文のトリセツ』(かんき出版)をお勧めします。上に引用したのは、同署p264(回答はp266) 確認テスト第5回 [42]。難易度B(普通)でした。ちなみに僕は本書を2日に1回、1回あたり15分、紙とペンをつかって学んでいます。そろそろ2巡目が終わります。

(本書の勉強の仕方)
本書は英文が提示されて、それぞれに必要な語や訳を選ぶ選択式の問題集形式になってるのですが、問題を解くだけでは本書の良さはわからないし、本書で学習する意味もないと思います。紙とペンを用意して、まず英文を自分で訳し、問いに答えてから(これは選択すればよい)、自分の和訳を正解と比較して自己添削してから解説を読むという勉強法が超おすすめです。

なお、翻訳ストレッチの教材です。他にどんな教材をつかっているのかについては、このブログのタイトル(勉強するなら良書を繰り返し学べ・・・)の下にある「翻訳ストレッチの教材から」をクリックしてください)

最後に。上の問題を、「あら簡単!!」と、一瞬でスラっと正しく答えられたあなた、本書を読む必要はありません。

 

(*お詫び:このブログの初稿では、原文の(  )の後にclearが入っていませんでした。僕の不注意です。最初の段階でむやみに苦しんでしまった皆様、無駄な努力をさせてしまい申し訳ありませんでした。心からお詫びします)

 

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