金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「競争戦略とは『他社と違った良いことをしろ』に尽きる」:4月8日に出会った言葉

(1)2020年4月8日 
① 彼は浅草出身の芸人で、テレビというメディアのオリジナリティを考えたときに、そこで繰り広げられるべきは舞台と同じプロの芸ではなく、「素人」が間を外したりスベったりすることで起きる「笑い」であると考え、それを「テレビ芸」と名付け、多くの(テレビ業界の)プロフェッショナルが軽蔑する中で、そのテレビの素人性をこよなく愛そうとした人だった。。
是枝裕和著『希林さんといっしょに。』スイッチ・パブリッシングp215)
② 競争戦略とは「他社と違った良いことをしろ」に尽きる。
(楠木健著『室内生活 スローで過剰な読書論』晶文社p206)
*本日の言葉:ここ2~3日で読んだ中に似たような内容の文章があったので。引用文の①とは萩本欽一さんのこと。勉強にはなるが翻訳者としての競争戦略は何だろう?淡々と努力を続けることぐらしか特に思い浮かばない。

https://www.amazon.co.jp/dp/4794971575

(2)2019年4月8日  
「にぎり」と「おにぎり」では食費の予算が変わる  糸井通浩(日本語・古典文学研究者)
……「ひや」と「おひや」、「めでたい」と「おめでたい」、「しゃれ」と「おしゃれ」、「はこ」と「おはこ」、「ふくろ」と「おふくろ」。音の僅かな差が世界を緻密に分けてゆく(「折々のことば」 2019年3月24日付朝日新聞 

(3)2018年4月8日  
表面を取り繕い、平然と嘘をつき、「敵」をでっち上げて罵詈雑言を浴びせる、そんな大人の声は耳障りだ。
(2018年4月7日付け朝日新聞「折々のことば」より)

折々のことば:1073 鷲田清一:朝日新聞デジタル