金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「良品は自ら声を放たず」:2018~2020年の今日(4月7日)に出会った言葉

(1)2020年4月7日  
器量に不安のあるリーダーの危機管理を、超大国の英知がかろうじて支えている。
(「トランプ氏と「戦時」の資質 F・ルーズベルトとの落差 本社コメンテーター 菅野幹雄」 2020年4月7日付日本経済新聞

*本日の言葉:引用文の「器量に不安のあるリーダー」とはもちろんトランプ大統領。「超大国の英知」とは、国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長(アメリカ人にはもうおなじみ)だ。副大統領以下多くの部下達が「素晴らしい大統領」「偉大な大統領」と持ち持ち上げながら説明する中で(そういう枕詞を使わないとトランプさん機嫌を悪くするらしい)、ファウチさんだけは、いつも苦虫を噛み潰したような顔で、トランプ氏の楽観的な物言いを淡々と否定している。どこかのテレビ番組で「トランプ大統領を壇上で押し倒すわけにも行かないので・・・」と言っていたそうです。

翻って我が国はどうか?とどうしても考えてしまう。危機の時って、ほかのどんな時よりも「経験」が求められるのではないだろうか?非常事態宣言を行おうとしている今、挙国一致で難局に臨むのなら、いつまでも経験値のない、似非プライドだけ高い、国よりも自分の栄達を優先させてトップにしっぽを振るだけのお友だちばかりを使い回すのではなく、泥水をすすりながら組織の存亡をくぐり抜けて社員を守ってきた経験者(経営者)、あるいは東日本大震災の時に力強いリーダーシップを発揮した地方自治体の長、国民のために首相に堂々と諫言できる人(たち)を民間から登用すべきではないのか?

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(2)2019年4月7日
不調和の感情が起きたら、それを素直に認めます。そしてその感情を硬いものとしてイメージし、自分の身体の外にグワッと引きずり出し、粉々に打ち砕いてしまいます。そしてそれをエイっと天に放り投げて、最後に深呼吸をします。
これはあくまでもイメージでよいので、慣れたら一瞬のことです。
こんな習慣を身につけるだけで、だんだん不調和の感情は生じにくくなることでしょう。
(矢作直樹著『今という一瞬に、一生の幸せがある』p23)

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(3)  2018年4月7日
良品は自ら声を放たず、これを求めた人々によって広く社会に伝えられる 松下幸之助
(2018年4月7日付日経新聞「春秋」より)

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